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高可用ネットワーク構築技術

~プラグ&プレイでかんたん設定~

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展示概要

  • 通信の集中による過負荷や、ネットワーク機器故障等による通信障害に備え、複数の経路を設けるマルチホームネットワーク上のデータ通信において、経路途中で障害があっても経路切替によって通信ができる動態デモをお見せします。
  • 異なる通信方式を持つ端末同士でも、端末がネットワークを移動しても通信が継続するデモを行います。

技術・展示の内容

現在、ネットワーク機器の位置情報(アドレス)は、人間の頭と手で割当・設定が行われています。位置情報を自動的に割当て設定するHANA技術を用いて広域ネットワークを構築しました。人為ミスを避け、設定作業の時間短縮に繋がり、障害時に迅速なネットワーク復旧ができる等ネットワークの可用性を高めています。
  • 東京と大阪にあるJGN-Xの仮想IPルータの配下に、HANAによる100万アドレスを自動割当する仕組を開発し、広域かつ大規模ネットワークの自動構築を果たしました。
  • 機器が機器IDとアドレスを持ち、異種ネットワーク層プロトコルの機器間でモビリティとマルチホーム通信ができる機構HIMALISと、情報サーバ機能を持つ基地局で構成するメッシュ型地域アクセスネット基盤NerveNetを仮想IPルータ配下に組込み、HANAによりネットワーク自動化機能を統合しました。
  • 展示するHIMALIS構造は、アプリケーション開発がネットワーク層種別に依存しない新たな構造です。

  • HANA技術で構築したNICT小金井にあるマルチホームネットワーク対応ミニデータセンタのWebサーバにアクセスし、故障時の経路切替の様子をディスプレイでご覧いただけます。事前の余分な経路設定も事後の追加経路設定も無く、宛先を替えるだけで異なる経路で通信します。
  • HIMALISでは、接続するネットワークを移動しても、通信中の障害でも他のネットワークを経由し、通信継続が可能なID・ロケータ分離技術をユーザ近傍に構築し、可用性を高めています。
  • NerveNetでは、可搬型基地局を介したグループ通信、データ共有、非同期通信による非常時安否確認アプリケーション等を実演いたします。
  • 今回デモ用に構築したネットワークに、来場された方々のスマートフォンからアクセスできるお客様ネットを用意しています。