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3月はじめの太陽活動とその関連現象について

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2012年3月12日

3月5日にX1.1フレア、3月7日にX5.4フレアが発生するなど、太陽活動が活発になっています。これらのフレアを発生しているのは、複雑な磁場構造を持つ比較的大きな活動領域1429です。フレアの影響で太陽高エネルギー粒子のフラックスが増加し、3月7日05時10分UTにピーク値6,530PFUとなり、その後、フラックスは減少しつつあります。また、4日から5日に発生したフレアの影響で7日4時20分UTに発生した地磁気嵐は8日1時UT頃に終了しました。さらに、7日のXクラスフレアの影響で、9日1時8分UTに地磁気嵐が発生し、11日0時UT頃に終了しました。今後、10日に発生したM8.4フレアの影響で地磁気擾乱が発生する可能性があります。

今後の状況につきましては、宇宙天気情報センターの最新情報をご覧ください。

SD/HMI(NASA)による3月12日の太陽黒点
SD/HMI(NASA)による3月12日の太陽黒点

SDO/AIA(NASA)の極端紫外線望遠鏡で観測された3月7日のX5.4フレア
SDO/AIA(NASA)の極端紫外線望遠鏡で観測された3月7日のX5.4フレア

NOAA/GOES衛星によるX線フラックスと太陽高エネルギー粒子フラックスの観測
NOAA/GOES衛星によるX線フラックスと太陽高エネルギー粒子フラックスの観測

平磯太陽電波観測装置(HiRAS)で観測された3月7日のXクラスフレアに伴う太陽電波バースト現象された3月7日のXクラスフレアに伴う太陽電波バースト現象

平磯太陽電波観測装置(HiRAS)で観測された3月7日のXクラスフレアに伴う太陽電波バースト現象
http://sunbase.nict.go.jp/solar/denpa/realtime.html