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災害時を想定した携帯電話の応急復旧に向けた公開実験を実施

~フェムトセル基地局を利用した全国初の接続実験を高知県四万十町で実施~

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2015年2月6日

独立行政法人 情報通信研究機構

NICTは、四万十町及び高知県の協力を得て、総務省四国総合通信局、株式会社NTTドコモ、KDDI株式会社及びソフトバンクモバイル株式会社と協同し、災害等により携帯電話基地局が利用できない場合の代替手段としてフェムトセル基地局を利用して構築する、全国初の実験を公開で行います。

実験趣旨

国民一人に1台以上の割合で普及している携帯電話は、災害時の連絡手段としても非常に重要な役割を果たしています。このため、携帯電話各社では、災害が発生し被災した場合にも携帯電話が継続して使用できるよう様々な対策を行っていますが、光ファイバー等の伝送路の寸断や継続的な停電の場合にはサービスの停止も避けられないのが現状です。
今回、災害時の対策の1つとして、フェムトセル基地局を用い、伝送路として、NICTが開発した耐災害無線メッシュネットワークや小型無人航空機による無線中継を組み合わせ、光ファイバー回線や超高速インターネット衛星経由でインターネットに接続して利用した場合の通信品質等を確認する実験を行います。
実験の結果、実用的な通信品質が得られることが判明すれば、災害時における対策手法が増えることが期待されます。

実験イメージ
実験イメージ

実験体制

四国総合通信局、NICT、株式会社NTTドコモ、KDDI株式会社およびソフトバンクモバイル株式会社により「フェムトセル実験プロジェクトチーム」を構成して、実験を実施します。

公開実験

(1)公開日時
平成27年2月17日(火)13時00分から16時00分まで
(2)実験場所
高知県高岡郡四万十町 古城山瀬地区の住宅地域
(3)公開実験の視察・取材について
下記総務省Webページを参照の上、お申し込みください。

参考

四万十町Webページ
災害時を想定した携帯電話の応急復旧に向けた公開実験を実施

本件に関する問い合わせ先

耐災害ICT研究センター

ワイヤレスメッシュネットワーク研究室
E-mail: