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市村学術賞功績賞を受賞

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2015年5月12日

国立研究開発法人 情報通信研究機構

左から、原井洋明、品田聡 、古川英昭(敬称略)
左から、原井洋明、品田聡 、古川英昭(敬称略)

2015年4月23日、NICT 光ネットワーク研究所 フォトニックネットワークシステム研究室 品田聡主任研究員(現在、総務省に在籍)、ネットワークアーキテクチャ研究室 原井洋明研究室長、古川英昭主任研究員が、市村学術賞功績賞を受賞いたしました。

市村賞は、わが国の科学技術の進歩、産業の発展に顕著な成果をあげ、産業分野あるいは学術分野の進展に多大な貢献をされた個人またはグループに対して公益財団法人新技術開発財団より贈呈される賞です。

今回、市村学術賞功績賞を受賞することになった業績は「光パケット・光パス統合ノード装置の研究開発」です。

受賞者らは、これまで開発した光パケット信号に対応可能な最先端光技術を実装した機器を活かし、通信路共有で資源効率が良い光パケット交換と、通信路を占有する代わりに高品質を得る光パスを同時に提供する「光パケット・光パス統合ノード装置」を世界で初めて開発しました。本研究開発によって、様々なコンテンツの光交換処理が可能となり、大幅な低消費電力化ができ、さらに限られた通信資源の効率的な運用ができます。今後、実験用のテストベッドネットワーク、通信事業者やデータセンタなどへ導入され、大容量ネットワークの省エネ化とサービスの多様化への貢献が期待されます。

受賞者の言葉

「本受賞にあたり、これまで当研究開発にご協力頂きました企業・大学等の関係機関の皆様とNICTの同僚に、深く感謝申し上げます。今後、より一層、光ネットワーク分野の発展に貢献してまいります。」

市村学術賞