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SOTAの実験終了について

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2016年12月2日

国立研究開発法人情報通信研究機構

NICTが開発し、SOCRATES衛星*に組み込まれたSOTA(Small Optical TrAnsponder)は、平成26年5月24日のSOCRATES打ち上げ以降軌道上において様々な実験を行って参りましたが、SOCRATES衛星の運用終了に伴い、平成28年11月をもって実験を終了する事となりました。

* Space Optical Communications Research Advanced Technology Satellite

SOCRATES衛星は、株式会社エイ・イー・エスが開発した超小型衛星で、想定されていた1年の運用目標を大きく超える2年3か月にわたり実験運用を継続し、SOTA実験を含むミッションを完了いたしました。SOTA実験においては、世界で初めての1.5ミクロン光源による低軌道‐地上間の画像伝送や誤り訂正符号の実証に加え、フランス、ドイツをはじめとする海外の宇宙機関との国際共同実験も多数成功させることができました。
これらの成果は、平成29年2月6日に東京都内にて開催を予定している国際ワークショップ(SOTA Workshop)において、海外機関からの共同実験報告とともにご報告する予定です。
SOTAのミッション終了のご報告にあたり関係者の皆様に深く感謝いたしますとともに、この成果を今後の衛星通信技術の研究開発に活かして参ります。

SOCRATES衛星に組み込まれたSOTA
SOCRATES衛星に組み込まれたSOTA