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大型太陽フレアの観測に関するその後の状況(2)

~9月11日(月)に再び太陽フレアを観測~

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2017年9月11日

国立研究開発法人情報通信研究機構

NICTは、日本時間2017年9月11日(月)00時35分に、太陽面の西縁に位置する黒点群2673における太陽フレア現象の発生を確認しました。この現象に伴い、高エネルギーのプロトン粒子の増加及び高温・高速のコロナガスが太陽面から西方向に放出され、地球にはその一部が到来する可能性があります。到来する場合、その時刻は、日本時間9月12日(火)未明から午後早くと予想しています。この影響で、地球周辺の宇宙環境や電離圏、地磁気が乱れる可能性があります。それにより、通信衛星、放送衛星などの人工衛星の障害やGPSを用いた高精度測位の誤差の増大、短波通信障害などが生じる可能性があり、注意が必要です。

なお、今回の現象を発生させている黒点群は、今後、地球から見て太陽の反対側に移動していくことから、この黒点群が地球に影響を与える可能性は低くなっていくと考えられます。

 

詳細は以下のPDFをご参照ください。