2月24日(日)~27日(水)、米国サンディエゴで開催されたサイバーセキュリティ分野で最も難易度の高い国際会議の一つである「NDSS(ISOC Network and Distributed System Security Symposium)2019」(論文採択率17%)において、NICTサイバーセキュリティ研究所 サイバーセキュリティ研究室 笠間貴弘主任研究員、井上大介室長は、デルフト工科大学 Michel van Eeten教授及び横浜国立大学 吉岡克成准教授他と共に、論文「Cleaning Up the Internet of Evil Things: Real-World Evidence on ISP and Consumer Efforts to Remove Mirai」により、採録論文89件の中から特に優れた4件の論文に贈られるDistinguished Paper Awardを受賞しました。
 本論文は、マルウェア感染したIoT機器のユーザに対して欧州のISPと連携して注意喚起を複数のパターンで行いその効果について明らかにしたもので、実社会におけるIoTマルウェアの効果的な感染駆除に関する世界的にも先駆的な論文となります。