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四つの感覚を統合した多感覚インタラクションシステムの開発に成功

〜 3D映像、音、感触とともに“香り”もインタラクティブに体験 〜

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2009年11月4日

独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」という。理事長:宮原 秀夫)は、すでに、開発している3D映像、感触、接触音の多感覚インタラクションシステムに、今回、さらに“香り”をつけて提示することに成功しました。このシステムは、新たに開発した超小型の香り噴射装置「マイクロ・アロマ・シューター(Micro-Aroma-Shooter)」を用いて、視覚・聴覚・触覚・嗅覚の四つの感覚によるリアルな体験を可能にしました。

背景

NICTけいはんな研究所ユニバーサルメディア研究センターでは、多感覚の情報をリアルかつ自然に伝える超臨場感コミュニケーションを実現するために、3D映像、感触、接触音を統合して違和感なく体験できる多感覚インタラクションシステム(Multi-Sensory Interaction System: MSenS)の開発を進めてきました。。

今回の成果

今回、超小型の香り噴射装置「マイクロ・アロマ・シューター(Micro-Aroma-Shooter)」を新たに開発し、物の3D映像、感触、音とともに香りもインタラクティブに体験することが可能になりました。 この香り噴射装置は、香り提示の時空間制御が可能な超小型(一辺20mmの立方体)の装置で、小さな穴からユーザの鼻をめがけて特定の香りを任意の時間、噴射することができます。

補足資料図1に示す実例では、手元に映った風船の立体映像を感触提示デバイスのペンで触って、風船の弾力を感じながら風船をへこませていき、さらに強く押すと「パン!」という破裂音とともに風船が割れ、特定の香りが勢いよく飛び出します。風船の大きさに応じて、異なる感触、異なる破裂音、さらに、異なる提示時間で香りを出すことも可能で、四感覚を統合したリアルな体験をしていただけます。

今後の展開

この技術の開発により、香りのある商品(食品、飲み物、化粧品、芳香剤、雑貨品など)を店先や街角でインタラクティブに体験できるデジタルサイネージ、木や花の香り等も伝えるデジタルミュージアム、癒しを与えるアロマセラピー、火災などの訓練シミュレータ、各種体感ゲームなど、様々なアプリケーションへの展開が期待できます。

本システムは、2009年11月5日~7日にけいはんな学研都市(京都)で開催される「けいはんな情報通信研究フェア 2009」にて展示いたします(http://klab.nict.go.jp/khn-symp/index.html)。  また、上記期間以外で見学を希望される方は、下記の超臨場感システムグループ又は広報室までご連絡下さい。

補足説明

【今回開発した四感覚の多感覚インタラクションシステム】
 図1:3D映像、音、感触、香りの四感覚情報を統合した「風船割り」の体験
図1:3D映像、音、感触、香りの四感覚情報を統合した「風船割り」の体験



【従来の三感覚の多感覚インタラクションシステム】
図2:3D映像、音、感触の三感覚情報を統合した「海獣葡萄鏡」(国重要文化財)の体験
図2:3D映像、音、感触の三感覚情報を統合した「海獣葡萄鏡」(国重要文化財)の体験

参考:(http://www2.nict.go.jp/pub/whatsnew/press/h20/080618/080618-2.html





本件に関する 問い合わせ先

ユニバーサルメディア研究センター
超臨場感システムグループ

安藤広志、キム ドンウク、ジュアン リュウ
Tel.0774-95-2641
Fax.0774-95-2647
E-mail:

取材・広報 問い合わせ先

総合企画部
広報室

報道担当 廣田
Tel.042-327-6923
Fax.042-327-7587
E-mail: