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最先端の超伝導技術を駆使したSMILES観測機を開発

〜 国際宇宙ステーションからの超高精度な地球環境診断の実現に向けて 〜

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2009年8月27日

独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」という。理事長:宮原 秀夫)は、独立行政法人宇宙航空研究開発機構(以下「JAXA」という。理事長:立川 敬二)と共同で、超伝導技術を駆使した高感度地球大気観測機 SMILESを開発しました。SMILES は9月11日(金)に種子島から打ち上げられ、国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟に設置される予定です。SMILESは地球大気現象で鍵となる働きを担う微量成分を従来の10倍もの高感度で観測します。得られる精緻な観測データは、我々人類のふるさと地球を守る大気の新しい姿を拓き、地球環境の診断への貢献が期待されます。 

背景

現在の地球大気は人為起源の放出物の影響により環境問題が深刻化しています。地上の生命環境に影響を与えるオゾン層は破壊された状態のまま回復時期は明確ではなく、温暖化は時々刻々と進み、大気汚染は大陸間の越境問題に発展しています。

SMILESの開発

電波と光の中間領域に相当するサブミリ波を用いたリモートセンシングは、技術的に開発が非常に困難な周波数帯でした。NICT では 世界に先駆けてこの電磁波領域を克服するべく1990年代よりミリ波やサブミリ波の超伝導受信機を使用した地球大気観測に取り組んで来ました。国際宇宙ステーションに先駆け気球搭載SMILESの開発に成功するなど、技術実証を重ねて来ています。SMILESは平成9年4月に「きぼう」船外実験プラットフォームの初期利用テーマ公募に対して、NICTが主となり提案、厳正な審査により採択されたミッションです。SMILES開発はNICT/JAXAの他、国立天文台、大阪府立大学、東邦大学などの協力により進められています。SMILESにはNICTのサブミリ波による大気のリモートセンシング研究開発技術が凝縮されています。

今後の予定

SMILES は、宇宙ステーション補給機 の技術実証機に載せ、9月11日午前2時4分に JAXA 種子島宇宙センターから新大型ロケット H-IIB の試験機により打ち上げられる予定です。SMILESは船外プラットフォームの環境を十分に生かし、「きぼう」において初めての地球環境観測を行います。従来の小型軽量な衛星では困難だったサブミリ波極低温超伝導受信機を搭載、そのすばらしい高感度技術を駆使した精緻な地球大気観測を実現します。

NICTでは大気中の微量成分の全球マップ(レベル3データ)処理系 を設置、地球環境観測データを配布する予定です。

詳細な情報はNICT SMILES Webページ:http://smiles.nict.go.jp 

補足説明

SMILES
SMILES
「きぼう」に設置したSMILESの想像図
「きぼう」に設置したSMILESの想像図





本件に関する 問い合わせ先

電磁波計測研究センター
環境情報センシング・ネットワークグループ
笠井 康子、落合 啓

Tel: 0042-327-5562、6901
Fax: 042-327-6110
E-mail:
E-mail:

広報関係 お問い合わせ先

総合企画部 広報室
報道担当
廣田 幸子

Tel: 042-327-6923
Fax: 042-327-7587
E-mail : publicity@nict.go.jp