CRL NEWS
CRT2001報告
井筒 雅之

 1月15日(月)から17(水)の3日間、東京・永田町の都市センターホテルで、国際会議「CPT2001」を開催しました。CPTとは、「Contemporary Photonic Technologies」の頭文字を取ったもので、最新の光技術という意味です(日本語訳では光将来技術としています)。この会議は、1998年、東京・有楽町の東京国際フォーラムで催した第1回会議以来、毎年1月の前半に行っていて今回で4回目になります。今回は、光ファイバ通信技術研究に早くから携わってこられた、木村達也先生(現在、NTT-AT)とピーター・カイザー先生(現在、米国サンテック・フォトニック研究所)のお二人に会議委員長を引き受けていただき、プログラム編成はじめ会議の企画をお願いいたしました。委員長はじめ関係の皆様ご尽力により、最先端でご活躍の研究者の方々にご講演を引き受けていただくことが出来、光通信技術の現状や研究課題、新しい光通信に向けてのデバイス研究の状況などがとても分かりやすくまとめられた会議となり、注目を集めました。新しい試みとして、2日目の夜はランプセッションとして、「次世代光ネットワークのための先端デバイス技術」に関するパネルディスカッションを行いましたが、デバイスそのものを研究するパネリストと、それを用いるシステム側のパネリストとの鋭いやり取りや、フロアからの活発な意見など、面白い企画となりました。200人以上(海外からは35人)の出席が得られ、盛会でした。来年もまた趣向をこらし、CPT2002を開催する計画です。

(光技術部 光情報処理研究室長)

写真1 写真2
▲写真1 講演風景 ▲写真2 ポスターセッション会場風景


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