短信




招聘外国人研究者交流会開催





 通信総合研究所では、現在、職員として10名、科学技術庁の特別研究員制度や非常勤職員の招聘研究者として17名の外国人研究者が滞在している。12月4日、外国人研究者と所幹部を含む所内研究者との交流を図るために招聘外国人研究者交流会を実施した。

 当所では、外国人研究者の受け入れを、複数の制度を利用して、積極的に行ってきている。外国人研究者交流会は、外国人研究者が日頃感じている要望、意見を直接幹部に話せる機会を作ると同時に、幹部は、各研究室に配属されてしまって、日頃なかなか接触する機会を持つことができない外国人研究者との間のコミュニケーションの場を提供するものとして、年に一度開催している。開催に先立って、CRL本所の見学会も実施した。

 開催時点で滞在している職員以外の外国人の数は18名で、そのうち12名が交流会に参加した。研究者の国籍もバラエティーに富み、中国4、タイ、香港、ロシア、リビア、カナダ、イギリス、ドイツ、オーストリアから各1名であった。参加を希望しても、関西支所、平磯センターなど東京以外の勤務地のため、諸般の事情により断念された方もいたようで、主催者側としては残念であった。会合における共通語は英語であったが、日本語も織り交ぜ、日頃の感想を述べられていた。会合の内容は研究生活、日常生活、多岐に渡ったが、研究所への要望など率直な意見が述べられている。これらの意見を参考にして、”当所に滞在して本当に良かったと”言って帰国してもらえる環境を提供できたらと考えている。

 会合の後、研究交流センターにおいて懇親会が開催された。参加者は、鹿島宇宙センターに滞在中のエジプトからの研究者、さらに家族の方も加わり、当所職員も多数参加して盛況の内に閉会した。

梅津 純(企画部 国際研究交流室)