本年4月、関西支所に新たに脳機能研究棟がスタートした。ここには、人間の脳に直接触れることなく脳活動を計測できる、国内でも有数の非侵襲計測装置が設置されている。 これらは、機能的磁気共鳴画像装置(fMRI:functional Magnetic Resonance Imaging)と脳磁界計測装置(MEG:Magnetoencepha-lography)である。脳の神経細胞が活動するとその部位の血流が増加する。fMRIはこの現象を利用して、血流量の変化を磁場計測により捉え、人間が思考や認識をしているときの脳の活動部位をミリメートル単位で正確に調べる装置である。また、神経細胞の活動には微弱な磁界の変化が伴っている。MEGは脳活動に伴う磁界の変化をミリ秒の高い時間分解能で検出する装置である。これら2つの装置を同時に利用できる体制になっている研究室は世界でもほとんどない。

江橋先生の祝辞
 去る6月19日に脳機能研究棟の竣工式が関西支所で行われ、国内の著名な脳研究者を中心に約90名の出席を得た。関西支所大会議室での式典では、古濱洋治所長の開式の辞に続いて、来賓祝辞として江橋節郎東大名誉教授が「21世紀は脳の世紀と言われているが、人間の脳を本格的に研究するための非侵襲計測装置を備えた研究棟がこの時期に完成したことは、大変すばらしいことだと思う」と述べられた。また、福島邦彦大阪大学教授は、「通信総合研究所における脳機能研究という特色を発揮し、人間の高次機能の解明に取り組んで欲しい」と述べられた。続いて兵庫県知事公室長の宮崎秀紀氏から、兵庫県および関西地区における学術研究の進展に対する寄与への期待が述べられた。

MEG

 脳機能研究棟内の研究室からは研究概要の説明が行われ、知覚機構研究室脳機能研究グループの宮内哲主任研究官が、「脳の非侵襲計測装置の進歩は実にめざましいが、fMRIとMEGを同時に利用できるという世界有数の有利な環境を大いに生かして、人間の脳の認識や運動の仕組みの解明に取り組んでいきたい」と述べた。また、本年度から新たにスタートしたブレークスルー基礎研究21の柳田プロジェクトの柳田敏雄大阪大学教授が、「脳の動作原理は従来のコンピュータとは根本的に異なっている可能性がある。神経素子とそのネットワークがもつ柔軟なダイナミズムを手がかりにして、脳の動作原理の解明に取り組んでいきたい」と述べた。脳機能研究グループと柳田プロジェクトは、脳機能研究棟での研究成果が実り多いものとなるように、可能な限りの協力を進めていくことになっている。

式典の後、出席者は脳機能研究棟へ移動し、非侵襲計測装置の原理や磁気変動を極力抑えるための特殊な建築構造についての説明がなされた。説明は、脳機能研究棟の全研究員が協力して担当した。
(関西支所 知覚機構研究室)



小関 淳 ・ 瀬戸口 正 

 「南極では自分のできる範囲で精一杯頑張ってきます」と決意も新たに砕氷船しらせに乗り込んだ。出港の汽笛が鳴らされ紙テープが舞う中、『しらせ』は晴海埠頭の岸壁を離れていった。
 桟橋には家族や友達が一所懸命手を振って見送ってくれている姿が見える。1年2ヶ月のしばしの別れであるが込み上げてくるものは押さえることができなかった。船の別れは非常に辛いものである。レイテ沖での洋上慰霊祭や恒例の赤道祭などを行い、2週間でオーストラリアのフリーマントルに寄港した。

 フリーマントルでの最後の晩餐を終えた我々38次隊は南極大陸に向け出港した。出港してまもなく南極海の洗礼を受け、船酔に苦しんだ。体が衰弱しているときに追い討ちを掛けるように船内で風邪が流行した。数名の隊員が運悪く風邪にかかり幾日も高熱に苦しめられた。この風邪を船内に持ち込んだ人間を恨んだのは私だけではないはずである。そうです、私はこの運の悪い隊員のなかの一人だったのです。
 昭和基地にわずか数十キロの海氷上でロシアの南極観光船とランデブーした。この船はアメリカのツアー会社がチャーターした南極大陸一周の観光船で日本人も4名乗船していた。途中昭和基地にも立ち寄ったとのこと。ちなみにツアー料金は最低でも400万かかるそうな。
 南極もついに観光地と化してしまうのか……。


 12月8日フリーマントルを出港して以来初めて氷山を視認した。この頃から次第に海氷が目立ち始め12月中旬には厚い海氷に阻まれるようになり『しらせ』はチャージングに入った。昭和基地付近までおよそ3,500回のチャージングを行った。12月20日我々はヘリコプターに乗り込み昭和基地に向かった。およそ20分のフライトで昭和基地に到着した。基地では前次隊による趣向を凝らした熱烈な歓迎を受けた。見る人見る人みんな髭、頭髪伸び放題、顔も雪焼けして真っ黒である。さすがは越冬隊員と思いつつも内心は「1年越冬するとこんなに汚なくなるものか」と思った次第である。
 我々は2トントラックの荷台に乗せられ、夏作業時に宿泊するシーサイドホテル(夏宿舎)に連れて行かれた。到着した日は沈まぬ太陽が眩しかったことや昭和基地に生まれて始めて足を踏み入れた感動もあり興奮してなかなか寝付けなかった。

 7時起床、8時よりラジオ体操それから各建設現場等へと散っていく。まさしく飯場生活である。この生活は2月上旬まで続いた。昭和基地到着後は皆、使命感に燃え意気揚々としていたが1ヶ月も慣れない仕事をしたり夜間まで仕事を続けていたため精神的・肉体的に参ってしまった。この間、休んだのは元旦のわずか1日だけである。正直言って越冬を断念して日本に帰ろうかと真剣に思ったほどである。

 夏作業も何とか目処がつき、前次隊との引き継ぎも終わりいよいよ越冬交代の日が来た。
 この日は昭和基地の全権が38次隊に引き継がれ、我々に個室が与えられた日でもあった。日本を発ってから団体生活を余儀なくされていたのでやっとプライベートな空間を持てるようになったのである。

 トイレはウォシュレット付き、お風呂は毎日入れるし洗濯だって毎日できる。夏作業の時に暮らしていた夏宿舎と比べたら雲泥の差である。食事はシェフご自慢の料理がならびそれも豪華版である。おまけにお酒は自由に飲めて種類も豊富、全く文句を付けようがない。最高である。
 アフターファイブも充実しており週3回開店するバーをはじめ、ビリヤード、16mmの映画上映会、ビデオ上映会、ソフトクリーム屋など単調な基地の生活に変化を付けるための様々な催しが行われた。

 越冬生活が始まるといよいよ本格的な観測が始まるが電離層部門は前次から引き継ぎ電離層定常業務に加え、新たに持ち込んだ観測機の立ち上げが上手く行かないこともあり文字通り不眠不休の日々が続いた。また、ブリザードの強風でアンテナが多数倒れる等観測については平穏無事には済まなかった。宙空部門では、HFレーダによる電離層電場観測、オーロラ観測衛星の受信、オーロラ光学観測、超高層モニタリング観測、地磁気観測などの観測を行った。ブリザードによるアンテナの倒壊やシステムのトラブルに見舞われたHFレーダ観測以外は概ね順調にデータを取得できた。


 4月に入り次第に夜が長くなったある日、大陸上に緑白色のぼんやりとしたオーロラが出現した。生まれてはじめてみるオーロラであった。それから1ヶ月ほどしてから動きが早くピンクや緑色をした明るく奇麗なオーロラを見ることができた。私は鳥肌が立ち「素晴らしい!」と一言だけ吐き、ただ呆然と天空を見上げて立ちすくんでいたことを思い出す。「あ〜南極に来てほんと良かった」と実感した場面であった。

 極夜を迎える10日前後から太陽が東から昇り水平線すれすれに北を通り西に沈んで行く。いわゆる「ころがる太陽」を見ることができた。そして6月中旬から太陽が全く姿を見せない暗黒の極夜を迎えることとなる。

 南極で越冬する隊員にとって極夜の唯一の楽しみといえばミッドウィンター(真冬祭)と呼ばれる南極最大の祝日である。この期間は南極大陸に点在する各国の基地からお祝いのメッセージが届けられる。今年はアメリカのクリントン大統領からメッセージが届いた。昭和基地では6月19日の前夜祭を皮切りに6月23日までスポーツ大会、ゲーム大会、演劇、映画の上映会等々盛大に真冬のお祭りが開催された。期間中、屋外に露天風呂が設置され満天の星空を見ながらお酒を飲んだ。南極昭和基地ならではの贅沢である。欲をいえばオーロラが出てくれれば最高の贅沢であったはず。夕食は、調理担当隊員が腕を振るってくれたフランス料理のフルコース、懐石料理の数々を堪能させて貰った。実に贅沢である。この期間だけで数キロ、太った隊員もいたようだ。

 昭和基地から南西へ雪上車で3時間(平均時速15km)ラングホブデまで2泊3日の研修旅行に出掛けた。ラングホブデは、大陸の氷床が海に滑り落ちている氷瀑(ハムナ氷瀑)や昭和基地周辺で一番高い山(長頭山)があり景色の素晴らしいところである。11月中旬には海氷の状態が悪くなり雪上車でこの地を訪れることができないため、越冬最後の思い出にこの素晴らしい景色をカメラに収めた。更に、外気温−15度の中、氷山を利用して「そうめん流し」を楽しんだ。

 12月上旬、昭和基地に向かう『しらせ』が通過する航路沿いある弁天島に出掛けた。この島は、周囲200mほどの小さい島であるが、赤ちゃんを連れた親子のウエッデル・アザラシ数十頭が島沿いの海氷上で子育てをしていた。アザラシは遠くから見るとまるでナメクジのようであるが近くで観察すると目が大きくて仕草がとても可愛い動物であった。

 12月16日『しらせ』が昭和基地沖に接岸し、その2日後39次隊がヘリコプタで昭和基地に到着した。第1便のヘリコプターで家族からの便りや新鮮な生野菜・生卵・ビールが届けられた。久ぶりに味わう歯ごたえのある野菜や新鮮な生卵に舌鼓を打った。

 クリスマスイブは仮装・女装ありの華やかなクリスマスパーティーを開いた。パーティーには39次隊も加わり南極で迎える最後のクリスマスを楽しく過ごすことができた。
 12月31日基地内の大掃除と餅つきが行われ門松等も飾られ、新年を迎える準備が整えられた。日本時間の午後11時過ぎ、39次隊の女性越冬隊2名がNHK紅白歌合戦に電話出演した。2名とも緊張していたようであるが無事その大役を果たしたようである。昭和基地ではラジオの短波放送で紅白を聞くことができたが非常に受信状態が悪く、聞き辛かったのが残念である。我々は夕食時に年越しそばを食べ、広場に準備された除夜の鐘(ドラム缶)を突き、暮れゆく1997年の大晦日の夜を過ごした。
 元旦、昭和基地では沈まぬ太陽とともに新年を迎えた。食堂には調理隊員が腕によりを掛けて作った豪華なおせち料理と樽酒が振る舞われ、新年をみんなで祝った。

 「もう一年越冬してもいいなあ」、「もう越冬は懲り懲りだ早く日本に帰ろうよ」一年の越冬生活を終えた隊員の感想である。
  この一年間実に様々な経験をさせて貰った。酷寒の地で経験したことは私達の人生の中でもっとも印象深いものになったと思う。もう二度と来ることができないであろう南極昭和基地を後にするとき、この一年間の苦労や楽しかったことが走馬灯のように思い出された。南極昭和基地よ有り難う、いざさらば、夢よ、大地よ、オーロラよ。

(第38次日本南極地域観測隊)


―実験で使ったネズミの里親探しに奔走する、心やさしき研究の虫―

渡辺 聡一さん

プロフィール
  昭和43年12月1日生まれ。
  東京都立大学大学院工学研究科・博士課程修了。
  平成8年度入所。
  目下の悩みは寮の雨漏り?


 今回から連載「研究往来」を開始します。CRLの研究者にご登場いただいて、業務内容からプライベート・ライフまでをざっくばらんに語っていただきます。“研究者”というと、どうしても“お固い”というようなイメージを持ってしまいがちなのですが、果たしてそうなのでしょうか?普段かいま見ることのできない研究者の素顔から、業務への情熱や人柄を紹介する楽しいページにしたいと思っています。ご声援ください。

 電磁環境研究室はその名の通り、“電波の環境問題”に取り組む研究室です。今回ご登場いただいた渡辺さんは、とりわけ、われわれ人間の健康にも直接関係のあるテーマ“電波が生体に与える影響”を研究しています。
  「携帯電話の爆発的な普及にともない、昨年から、携帯電話の安全性についての研究に取り組んでいます。具体的には、携帯電話を使っているときに、どのくらいの電波が頭のなかに吸収されるのか、模擬人体を使って測定したり、コンピューターのシュミレーションにより推定します。また動物実験に使う電磁波曝露装置の開発もしています」
  電磁環境研究室の研究員は、渡辺さん、室長も含めて4人。電磁環境を正確に測定・評価する技術の研究という目的のもと、それぞれが自分のテーマにそって仕事を進めています。
  「大人のつきあいといいますか、お互いを尊重しあい、だからといって無干渉でもない。私にとっては、とても研究しやすいです」
  でも、それでは研究室のメンバー間のコミュニケーションは?
  「所内の談話会で、自分の研究内容を発表するので、お互いの仕事の内容はだいたい把握しています。それぞれの立場から意見を出しあったり…。でも、夜、飲みながら、話をすることが多いかも(笑)。飲みながらもけっこう、まじめな話をしているんですよ」
  夜も更けてくると、誰からともなく宴会が始まる。そのあたりは室長を中心にチームワークは抜群らしい?!
  「この研究室は、設備も充実していますし、研究する環境は整っているのですが、実際に研究する時間が足りないんです。生体問題の研究課題は多いのですが、実質的に担当しているのが、私1人なので…。学会の原稿の締切り前や、委員会の資料作りなどは、どうしても徹夜の作業になりますね」 
 現在、渡辺さんは研究所近くの独身寮に住んでいます。なるべく仕事は持ち帰らないようにしているそうですが、お休みの日は何を?
  「溜まった洗濯物を洗って、本を読むか寝てます。研究室に来て、雑用をしていることもありますが…。あとはビールが好きなので、昼間からのんだくれてます(笑)」
  プライベートな質問には困った顔をする渡辺さんも、仕事の話になると顔つきが変わります。
  「工学は人と科学の橋渡し役のようなもの。これからも人や生物を意識した研究を続けていきたいのですが、まだ、人さまの役にたっているという実感はないんですよ」とはいうものの、渡辺さんの研究テーマは、われわれ人間にとっては重要な“環境問題”です。      
 「以前は、一般の方から電波の生体影響についての問い合わせが多くありました。最近郵政本省や業界団体がこの問題に対する広報活動をしっかり行っているので、あまり私自身が対応することはありませんが。
  電波は目に見えないものなので、それに対する不安があるんですね。最近の環境問題への意識の高まりと同時に、私の研究への期待と責任も感じますね」
  言葉を選びながら、ていねいに話す渡辺さん。まじめな人柄が伝わってきます。以前、実験で使ったネズミの里親探しをしたことも。
  「毎日観察していると、愛情がわきますからね。“実験動物に名前をつけたらおわり”って言われますけど、仕事とはいえ、生き物ですから。元気なネズミは研修生にもらってもらいました」
  そんな渡辺さんの最近の楽しみは、毎年開催される国際会議(Bio-electromagnetics学会)に参加することだそう。医学・生物学・工学などの専門家が一同に会し、最新の研究報告をします。今年はアメリカのフロリダ州で開催され、顔見知りの研究者と一緒にお酒を飲みながら、議論する時間がとれたそうです。
  「ビーチから眺める夕陽がきれいでしたね。でも、アメリカってビーチではお酒が飲めないんです。それが本当に残念でした(笑)」

(取材・文 中川和子)




心機一転、新たな地で研究の最前線を走ります。
これからのCRLをリードするために迎えられたNEWリーダーの紹介です。


宇宙通信部 主任研究官
荒木 恒彦
通信システム部 主任研究官
中川 晋一
 CRL/NASDA(宇宙開発事業団)間の人事交流の一環として、4月より宇宙通信部超高速衛星通信研究室に配属され「超高速通信技術衛星」の業務に参画しております。NASDAでは衛星開発(JERS−1、MDS等)、研究開発(無人プラットフォーム等)に従事してきました。前職場とは異なったCRLカルチャーのなか、新たな気持ちで衛星通信の研究に取り組みたいと考えております。よろしくお願いいたします。  滋賀医大学生時代から京大衛生学教室で栄養計算、因子分析、重回帰分析などを手がけました。卒後、内科医として約2年間大学病院から市中病院まで勤務した経験から、生死を賭けた人とのコミュニケーションの難しさと素晴らしさを学びました。CRLでは「先端通信技術が人々を幸せにする社会情報基盤として根づいてゆくための技術開発」を行っていきたいと思っています。



日付 氏名
平成10年
6月23日
次長 企画部長 飯田 尚志
大臣官房総務課調査官 総務部長 田中 晴俊
電気通信研修所管理部教務課長 総務部会計課長 関   進
北海道電気通信監理局電気通信振興課長 関東支所管理課長 橘  徹幸
総務部長 信越電気通信監理局 長谷川允人
企画部長 通信システム部長 塩見  正
通信システム部長 関東支所長 高橋冨士信
関東支所長 地球環境計測部主任研究官 藤田 正晴
平磯宇宙環境センター長 宇宙科学部宇宙空間研究室長 丸山  隆
企画部主任研究官 通信政策局技術政策課 米子 房伸
通信システム部主任研究官 企画部技術管理課長 水津  武
宇宙科学部主任研究官 平磯宇宙環境センター長 佐川 永一
宇宙科学部主任研究官 関東支所宇宙天気予報課長 野崎 憲朗
総務部会計課長 関西支所管理課長 平川 久夫
企画部技術管理課長 企画部主任研究官 堀  義明
地球環境計測部データ応用技術研究室長 企画部主任研究官 浦塚 清峰
関東支所管理課長 総務部会計課課長補佐 高橋 勝見
関東支所宇宙天気予報課長 宇宙科学部主任研究官 國武  学
関西支所管理課長 近畿電気通信監理局 北坂 一三
山川電波観測所長 第五研究チーム主任研究官 貝沼 昭司
退官 次長 箱石千代彦
退官 通信システム部主任研究官 奥田 哲也
 
平成10年
6月30日
退官(通信・放送機構) 標準計測部主任研究官 鈴木  晃
退官(宇宙開発事業団) 企画部企画課研究官 川又 文男
 
平成10年
7月 1 日
第四研究チームリーダー 所 NTTワイヤレスシステム研究 小川 博世
宇宙通信部主任研究官 通信・放送機構 山崎 一郎
地球環境計測部データ応用技術研究室 宇宙開発事業団 梅原 俊彦
宇宙通信部宇宙技術研究室 宇宙開発事業団 土屋  茂
文部省出向(大阪大学) 関西支所長 占部 伸二
光技術部長 地球環境計測部光計測研究室長 板部 敏和
関西支所長 光技術部長 福地  一
地球環境計測部光計測研究室長 地球環境計測部主任研究官 水谷 耕平
休職(YRP高機能移動体通信研究所) 第四研究チームリーダー 守山 栄松

(註)異動情報には、外部への転出、外部からの転入、及び室長以上の異動について記載しています。


無線通信研究100年記念出版  編集:郵政省通信総合研究所 書籍出版推進委員会
ウェーブサミット講座
移 動 通 信

基礎技術をわかりやすく解説!
学びやすさ、教えやすさに配慮した編集!
編著者:笹岡秀一(工博)
A5判 340頁・本体4900円(税別)

発行 株式会社オーム社
〒101-8460 東京都千代田区神田錦町3-1
電話 03(3233)0641
FAX 03(3293)6224

内 容
1 章 概説
2 章 陸上移動通信の電波伝搬
3 章 ディジタル変復調
4 章 周波数有効利用を目指して
5 章 高能率変復調方式
6 章 ゾーン構成・チャネル割当制御技術
7 章
8 章
9 章
10章
11章 12章 
符号分割多元接続技術
高品質伝送を目指して
ダイバーシチ受信技術
誤り制御技術
適応等価技術
アダプティブアレー技術

既  刊
●衛星通信
  (編著者:飯田 尚志) 1997年2月25日既刊
●VLBI技術
  (共 著:高橋冨士信 他2名) 1997年6月10日既刊

「ウェーブサミット講座」継続出版予定のご案内

近日発売
ディジタル放送
  (編著者:塩見 正・羽鳥 光俊) 1998年7月発行予定
新ミリ波技術
  (編著者:手代木 扶・米山 務) 1998年12月発行予定
地球環境計測
  (編著者:岡本 謙一) 1999年2月発行予定
宇宙環境科学
  (編著者:丸橋 克英・恩藤 忠典) 1999年3月発行予定

一般書店の他、下記にても販売いたしております。

(財)電気通信振興会研究所支部
〒184-8795 東京都小金井市貫井北町4-2-1
電話 042(322)3952 FAX 042(325)9067