タイトル 次世紀の光開発技術を目指し、CRL国際シンポジウムを開催
高部 政雄

 「次世紀の光通信・計測研究に向かって」と題した、CRL国際シンポジウムは都内のホテルで3月17−18日の2日間で延べ410名が参加し、盛況に開催されました。 科学技術庁のCOE育成制度において、当所が「先端的光通信・計測に関する研究」でCOE化対象機関として、平成6年度に選定されてから5年が経過しました。今回で3回目になる本シンポジウムでは、第1期5年の終了に合わせて今までの当所の研究成果の報告を紹介するとともに、21世紀に向け当該光学研究分野において次の5年間に行うべき研究の論議の場にすることと位置づけました。
 シンポジウム開催に当たっては、小林喬郎福井大学教授を委員長に大学や民・官の研究機関の先生方11名で構成するプログラム委員会を発足し、プログラムを策定していただき、また座長など進行運営に尽力していただきました。 プログラムは光源技術、検出器技術、伝搬技術、通信技術、及び計測技術の5つのオーラルセッションで海外招待講演9件、国内招待講演6件、当所の成果報告6件の発表が行われました。また、広く研究者の交流の場とするため、ポスターセッションも開催され、これには外国からの応募も含め、所外から26件、所の成果報告27件があり、活発に論議が行われました。
 今シンポジウムに参加されたCOE評価委員の方々からは、「ポスター発表の時間が少なかったので、もっと時間を取ってほしかった。」との声が共通の感想として出されましたが、内容としては「今までよりレベルが向上し、すばらしかった。」「カバー範囲が広くなり、新しい話題が報告され、終わりまであまり帰る人もなく盛会だった。」「今までの研究所の堅さが無くなり、自由で良い方向に向かっている。」「ポスターセッションで、若い人達が活発に討論しているのが印象的だった。」「ポスターではCRL発表の約半数が外国人で、海外との研究交流が進んでいるのを実感した。」「CRLの成果発表が多くあり、学会とは違う意義あるものだった。」等々評価する感想が多く出されました。
 このプロジェクトはこの4月から第2期に発展し、進んでいきます。携わっている研究者・職員はCOE化に邁進する決意です。これからも皆様のご支援をよろしくお願い致します。
(前 第一特別研究室)


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