タイトル おおたかどや山標準電波送信所運用開始
写真 テープカット
 平成9年度より整備を開始していた長波帯標準電波送信施設“おおたかどや山標準電波送信所”が正式に運用を開始し、 平成11年6月10日(時の記念日)に同送信所の竣工式典が開催されました。
写真 佐藤政務次官による送信開始
 この施設は、当所が責任をもつ周波数国家標準及び標準時を電波により通報するため今後の標準電波の主力となるものです。 既報(本CRL NEWS1998年8月号)のとおり、主鉄塔高250mの傘型アンテナ、50kWの送信機を有しており、認識符号(コールサイン)も 短波帯標準電波と同じJJYを取得しております。従来の長波実験局(JG2AS)に比べますと約10倍以上、実効輻射電力の増強を行い、 また、使いやすい形での時刻情報の追加を行い、より利用しやすいものとなっています。
写真 250メートルアンテナ主鉄塔
 当日は、晴天に恵まれた中、約150名の来賓や関係者の参加を得、送信所現地(福島県田村郡都路村と双葉郡川内村境界の 大鷹鳥谷山山頂;標高790m)で竣工式典が、また、郡山市内で竣工祝賀会が執り行われました。竣工式典では、佐藤郵政政務次官、 福島県副知事他によるテープカットが行われ、次いで佐藤郵政政務次官に送信開始ボタンを押していただき、正式運用が開始されました。
 祝賀会は、同送信所の運用開始に際し、地元自治体の方々等に本施設の意義などについてご理解を頂き、親睦を深めることを 主目的として開催され、佐藤政務次官、福島県知事、をはじめ、地元自治体の方々との親交を深めることができました。
 また、竣工式典の模様は当日のテレビニュースなどでも採り上げられ、本施設に対する社会的な注目の大きさが再認識されました。 当所といたしましても、社会的な責任の重大さを考え、同施設の信頼性の高い運用に心がけていく所存です。
(周波数標準課長)


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