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情報通信研究機構(NICT)発足記念シンポジウム開催報告

高橋鉄夫 (たかはし てつお)- 総務部 研究環境整備室室長

情報通信研究機構(NICT: National Institute of Information and Communications Technology)は、国民生活の向上 および国際社会への貢献などを目指して情報通信に関する総合的な研究を展開してきた通信総合研究所(CRL)と、 産学連携による情報通信の先導的研究開発や大学・民間が行う研究開発支援等を行ってきた通信・放送機構(TAO) とを統合した、情報通信に関する唯一の公的研究機関として、本年4月に発足しました。

この新生NICTを広く外部関係者に紹介するため、NICT発足記念シンポジウムを5月12日に東京大手町の経団連ホ−ルで 開催しました。発足記念シンポジウムは、NICT長尾理事長の開会あいさつを皮切りにスタ−トしました。来賓として ご出席いただいた鬼頭達男総務省技術総括審議官からは、新生NICTへの期待を込めたごあいさつをいただきました(写真2)。 次に、招待講演として日立製作所社長の庄山悦彦様より「情報通信研究機構への期待〜豊かで快適なユビキタス情報社会の 実現に向けて〜」の演題で、産業界とNICTとが連携することの重要性や要望等をご講演いただきました。(写真3)

休憩後、シンポジウムのメインテ−マとして掲げた「ICTで未来を創る」の演題で、長尾理事長が21世紀を展望した NICTビジョンを熱く語りました。続いて、NICTの業務概要について、企画戦略/総合研究/先導研究/促進・振興/の 観点から、各担当理事が紹介しました。また、シンポジウム会場に隣接するホワイエに、NICTの研究開発に対する 相談・懇談コ−ナ−を設け、来場者との情報交換等を行わせていただきました。本コ−ナ−で皆さまからいただいた 貴重なご意見等は、NICTの今後の活動に活かしたいと考えています。(写真4)

最後に、開催にあたりご理解とご協力をいただきました方々、そして400名を超える会場一杯の参加者の皆さま方に あらためて感謝申し上げます。ありがとうございました。