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情報通信研究機構 施設一般公開

佐藤 鉄夫 (さとう てつお) - 総務部 広報室 主査

情報通信研究機構発足後初めての施設一般公開を、小金井本部では7月30日(金)・31日(土)の2日間、 また各研究センター(5箇所)においても、7月31日/8月1日に実施しました。

本年の施設一般公開は、例年になく天候不順で、 公開日の当日に台風10号が東京から近畿圏に直接影響を及ぼす中で行われました。

小金井本部では、時折強い雨が降る中にもかかわらず大勢の方々にお越しいただき、 毎年恒例となった子供工作教室は大盛況で、 各研究グループの展示コーナーでも説明者と真剣に話し合う姿が見られるなど、 非常に興味深く見ていただきました。 また研究本館ロビーに芝本部の業務紹介ブースも設けました。 さらに今年は初の試みとして、南極昭和基地とISDN回線を用いて中継を行い、 子供たちから多くの質問が南極観測隊員に向けられました。 2日間で4千5百人を超える来場者を迎え、とても盛況でした。

一方、各研究センターでは研究施設および研究内容の紹介とともに、 子供工作教室等の体験コーナーを充実させるなど、それぞれのセンターが工夫を凝らし、 来場者に楽しんでいただきました。 特に鹿島宇宙通信センターでは、センター設立40周年記念特別イベントとして、 実験参加型の「パラボラでサイエンスショー 広がる電気通信の世界」を実施し、 子供たちは最後まで楽しんでいました。 けいはんな研究センターでは、今年が初の施設一般公開であったこともあり、 準備段階から大いに力を注ぎ、多くの来場者を迎え好評を得ることが出来ました。 沖縄亜熱帯計測技術センターでは過去最高の来場者数を記録するなど、 各地で多くの来場者を迎えることができました。

また、横須賀無線通信研究センターにおいては、通常の一般公開の代わりとして、 7月21日から23日まで東京ビックサイトにおいて同時開催された 「ワイヤレスジャパン2004」および「第1回次世代モバイル技術展」において、 新世代モバイルやミリ波アドホック無線アクセス等の展示およびデモンストレーションを実施しました。 来場者は全体で3万人を超え、こちらも盛況に終えることが出来ました。

最後に、事前準備、当日の対応に関わった関係者一同、 天候の悪い中をご来場頂きました皆様に深くお礼申し上げます。