NICTは、平成16年8月4日から8日にかけてタイ国バンコク市内で開催された 国際博覧会に参加出展しました。 この国際博覧会は「ICT EXPO 2004」と名付けられ、ASEANプラス４閣僚会合に合わせ、 タイ政府主催により開催されたものです。 このEXPOは広大な会場内での各国機関・組織・企業等による展示と、 併設して行われたフォーラムとの二部構成で実施しました。
NICTは、タイ国政府から割り当てられてJAPANブースの中で、 現在わが国が推進している「u-Japan計画」を機軸に ユビキタス社会が目指す方向性のイメージ作りを展示テーマとしました。 具体的には、新組織NICTの紹介・光ネットワーク・UWBデバイス ・世界最大級の英語学習者データベース・タイ自然言語ラボラトリーの研究紹介 およびデモンストレーションに取り組みました。
EXPO期間中、タイ国のタクシン首相・スラポン情報通信技術(ICT)大臣・スリヤ運輸大臣、 総務省の田端副大臣をはじめとするVIPによるNICT展示コーナーご視察もありました。 また、期間中の一般来場者数は25万人を越えるなど大盛況でした。
一方、フォーラムでは約400名が参加したe-learningに関する国際会議の席上でNICT坂田理事が 「NICT:Its Vision of Asian Collaboration〜e-learning via ICT Technology〜」および関連ビデオ紹介を行いました。 さらに、けいはんな情報通信融合センター自然言語グループが研究成果発表を行いました。
今回は初めての開催参加であったことから、規模の大きさや入場者数に圧倒された5日間となり、 さらに情報通信技術(ICT)への取り組むタイ国の積極性を強く感じ取りました。 この先、ICT普及と社会経済活動のグローバル化が益々加速する中、 デジタルデバイドを解消する手段のひとつとして、 こうした展示会を利用した広報活動が大変有効であるとを痛感しました。
