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「ジュニアサイエンスアカデミー」への出展報告

総務部 広報室

8月7、8日の2日間、新潟県柏崎市において東京電力、テレビ新潟主催による 「ジュニアサイエンスアカデミー」が開催され、 NICTからは赤ちゃんロボット「インファノイド」を出展しました。

ジュニアサイエンスアカデミーは 「次代を担う青少年が最先端の科学や技術力に触れることから想像力を養い、 情操を培って優れた人間形成を図る機会とする」という趣旨を掲げスタートしたもので、 第7回目である今回のテーマは「頭脳」でした。

会場には「頭脳」に関係する体験コーナーや工作教室、錯覚迷路など、 子どもたちが体験しながら科学を学べるブースが沢山あり、 また野外のステージでは、マジックや科学の実験をしながらのパフォーマンス等も行われ、 こちらも「楽しく学べる科学」として多くの子どもたちで賑わっていました。

そんな中、NICTから出展した「インファノイド」は、 実際のロボット展示が少なかったこともあり多くの子どもたちの興味を引き、 NICTブースは大勢の人たちであふれました。 中には「インファノイド」をすでに知っている子どももおり、 NICTの広報活動に携わる者にとって非常に喜ばしいことでした。

期間中は好天にも恵まれ、来場者は2日間で4万人を超え、 暑さの厳しい時期ではありましたが、たいへん有意義な出展となりました。


「子ども霞ヶ関見学デー」に出展報告

8月25日、26日に総務省のある霞ヶ関中央合同庁舎第2号館1階ロビーにおいて 「子ども霞ヶ関見学デー」が開催され、 NICTも総務省所管の独立行政法人として参加しました。

このイベントは文部科学省が中心となり、小・中学生を対象に、 各府省庁と連携してそれぞれの業務内容の紹介や、職場見学などを通じて、親子のふれあいを深め、 夏休みに子どもたちが広く社会を知る体験活動の機会とすることなどを目的として、 例年この時期に行われているものです。

NICTからは、インターネットで使われている無線LANを模型自動車に搭載し、 離れた地点からインターネットを通じて模型自動車を制御できるようにした 「IPコントロールカー」を出展しました。 会場には自動車走行用の特別コースを作り、子どもたちに実際に運転をしてもらいました。

初日の朝は突然の雨となり、子どもたちが来てくれるのかとても心配でしたが、 開始約1時間前には雨も上がり、プログラムに参加する子どもたちなどが大勢集まり、 「IPコントロールカー」を運転するための順番待ちの行列ができました。 この行列は、初日だけではなく2日目も終日続くほどの大盛況でした。 子どもたちに付き添ってきたお母さん方にも大いに関心を持っていただけたようで、 子どもと競争をするなど、親子のふれあいを深めていただくことができました。