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愛・地球博「中米共同館」でDVD映像を上映

拠点研究推進部門 拠点研究推進室

NICT拠点研究推進部門では、3月10日に駒場SVRリサーチセンター(リーダー:東京大学廣瀬通孝教授)が ホンデュラス国立人類学歴史学研究所の協力を得て制作したマヤ―コパン遺跡のバーチャルリアリティ(VR)映像をDVD化したものを、 駐日ホンデュラス共和国大使館のカルロス・マニュエル・セロン大使に贈呈しました。

これは、昨年5月に来日したリカルド・マドゥーロ・ホンデュラス大統領が、VRを体験した折りに、 3月より開催されている「愛・地球博」のパビリオンの1つ「中米共同館」への出展を要請され、それに応える形で実現したものです。

当日は、ホンデュラス側からセロン大使と中米共同館ダイアナ・パトリシア館長がお見えになり、 NICTの加藤理事と上野部門長がお迎えし、総務省研究推進室の竹内室長が同席しました。 加藤理事から大使へDVDを贈呈した後、DVDを鑑賞しながら懇談を行いました。

懇談の中で、セロン大使からマドゥーロ大統領の希望として、「日・中米交流年」のため 夏に中米8ヶ国の大統領が訪日して首脳会談が行われるにあたり、 その機会に7ヶ国の大統領にも是非VR映像使ってコパン遺跡を披露したいと伝えられ、 加藤理事からは準備を進める旨を回答しました。

今回の「愛知博」では、運用・保守の面から画面操作機能を生かしたVR上映が難しいため DVDを利用した通常の映像提供となりましたが、現在、中米共同館内に架設された グアテマラ・ティカル1号神殿の側面に設置した120インチ(2438×1829)の画面で上映されています。

注:駒場SVRリサーチセンターは、これまで取り組んできたプロジェクトが終了し、平成17年3月で活動を終えています。