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NICT 第3回 研究発表会開催報告

草階 誠(くさかい まこと) - 総務部 研究環境整備室 科学技術情報グループ グループリーダー

2005年7月4〜5日に東京都港区の明治記念館において、NICT第3回研究発表会を開催しました。今回の研究発表会は メインテーマを「新世代のネットワーク構築に向けて」と題し、将来のユビキタスネット社会の実現のため、今後の重点研究 領域のひとつである新世代ネットワーク構築技術を中心に研究成果発表を行いました。

7月4日午前中は、総務省とNICTが推進している新世代ネットワーク構築技術のひとつであるフォトニックネットワーク技術の 研究開発について「フォトニックネットワークシンポジウム」(総務省、NICTの共催)が開催され、研究発表会はこれに 引き続く形での開催となりました。

7月4日はあいにくの天候となり、来場者の出足が心配されましたが、シンポジウム、研究発表会ともに多数の来場者があり、 本研究分野への関心の高さが伺われました。シンポジウム終了後、長尾理事長が開会挨拶の中で今回のテーマ設定やNICTの 使命について述べ、続いて研究開発推進ユニット毎の研究成果発表を行いました。

初日は、フォトニックネットワークユニットから5件の発表が行われました。2日目は、光・量子通信ユニット4件、新世代 モバイルユニット3件、そして研究開発ネットワークユニット6件の発表が行われました。今回の特長として、研究部門を 横断的に束ねた研究開発推進ユニット単位で初めて発表に取組み、その進行についても各ユニット長に任せる形としました。 結果として、それぞれ特色あるものになったと思います。 また、今回のテーマに関連して、大規模な動態展示も含めた約30件の展示・デモンストレーションを行いました。 7月5日には山本保総務大臣政務官が展示・デモンストレーション会場を訪れ、約2時間にわたり熱心な視察をされました。

最後に、加藤邦紘理事が閉会挨拶のなかで今後の開催に向けた抱負等を述べ、研究発表会を終了しました。