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独立行政法人 情報通信研究機構の理事に就任して

河内 正孝(かわうち まさたか) - 企画系

生命の進化は、地球環境の激変に対応するために生物が成し遂げてきた変革の結果だといいます。NICTを取り巻く環境も、 e-Japanからu-Japan への進展、CRLとTAOの融合、独立行政法人2期目に向けての見直し論議など、大きく変わりつつあります。 その中で、NICTが、どう変革・進化するのかが問われているように思います。社会に貢献する、高いレベルの成果を量産する 強力な研究機関を目指して努力して参ります。


サイエンスキャンプ2005 - 鹿島宇宙通信研究センター

鹿島宇宙通信研究センターでは、(財)日本科学技術振興財団主催のサイエンスキャンプを8月8〜10日に実施しました。 今年は、『情報通信と宇宙科学を理解するための三つの実験』と題して、北は山形から南は沖縄まで全国から12名の高校生を 受け入れました。 情報通信と宇宙に関するテーマは非常に人気が高く、参加者は第一希望者の中から選考されました。2泊3日の短期間ですが 1コース制とし、全員が次の3つの実験に取組みました。『世界最小の自作電波望遠鏡で太陽電波を観測』指導:宇宙電波応用 グループ市川隆一主任研究員(写真1 )、『群れ人工衛星ロボットによる制御実験』指導:宇宙サイバネティクスグループ 梅原広明主任研究員(写真2 )、『ディジタル通信の誤り訂正を体験しよう』指導:モバイル衛星通信グループ蓑輪正研究員 (写真3 )。高校生は科学技術への好奇心、吸収力、創造性どれを取っても高く、指導員は実験準備も大変でしたが教え 甲斐も十分でした。最後に行われた検討会での成果発表や質疑応答も予定時間を大幅に超過し、双方共に議論や改良実験を さらに続けたい気持ちで一杯でした。