3

前号 | 次号 | NICTホームページ


渡邊 昌良 (わたなべ まさよし) - 基礎先端部門 研究センター主管

2006年2月21日(火)から23日(木)の3日間にわたり東京ビッグサイトにおいて、「ナノテク2006: 国際ナノテクノロジー総合展・ 技術会議」が開催されました。当展示会は、総務省、文部科学省、農林水産省、経済産業省などの各省庁や、米大使館、英大使館、 フランス大使館、独大使館などの各国政府機関の協力(後援)を得るとともに、NICT、産業技術総合研究所、理化学研究所、 物質・材料研究機構をはじめ多くの研究機関も後援するナノテクノロジー技術に関する世界最大規模の国際展示会です。 今回は、国内243社の企業・団体や、海外からも17の国や地域から95企業・団体の参加があり、技術や製品の見本市であると共に、 最先端技術のデモンストレーションの場でもあり、各ブースが最新の技術開発を競うという特長があります。また、NICT益子 関西先端研究センター長が実行委員を務めており、会期中に行われる出展賞の審査員としての役割も果たしました。

NICTでは数年前より毎年参加しており、今年もNICT関西先端研究センターのナノ技術に関連する各研究グループからの研究成果を 中心に展示を行いました。ここで研究成果、アウトカム、特許情報などを紹介するとともに、研究担当者によるプレゼン テーションも行いました。また、NICTの研究概要や活動内容の紹介をDVDとパワーポイントで上映するとともに、各研究成果の 詳細に関する実演や、ポスター、模型による展示、さらにNICTインキュベーションズの参加を得て特許相談窓口も設置しました。 今回の特徴としては、研究アウトカムとしてNICT支援によるベンチャー企業や製品化に関する情報提供に取り組んだことです。

来場者数は45,868名で、NICTブースにも多数の来場者がありました。本展示はNICTの知財・産学連携室、広報室との協力のもとに 実施しました。ここに、ご参加、ご支援、ご協力いただきました皆様方に感謝いたします。