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Wireless Communications Week at YRP
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 移動通信システムの将来を見据える「Wireless Communications Week at YRP」開催


NICT新世代移動通信シンポジウムの会場風景
NICT新世代移動通信シンポジウムの会場風景
 平成18年3月28日から30日にかけて、横須賀リサーチパーク(YRP)1番館においてWireless Communications Week at YRPが開催されました。本イベントは、28日のNICT主催「NICT新世代移動通信シンポジウム」、29日の総務省主催、NICT、YRP研究開発推進協会等共催「第4世代移動通信システム(IMT-Advanced)ワークショップ」、30日の「MOCCA-WWI Workshop on Future Mobile Communication Systems」からなり、特に28、29日は、参加者がそれぞれ約300名(海外から34名)を数え、YRPにおけるこれまでのイベントの中でも屈指の大イベントとなりました。
展示・デモンストレーションの様子
展示・デモンストレーションの様子
 NICTは、平成14年度からその前身であるCRL(通信総合研究所)とTAO(通信・放送機構)にて、それぞれ「新世代モバイル研究開発プロジェクト」、「民間企業への委託研究プロジェクト」として将来を見据えた移動通信システムに関する研究開発を推進してきました。平成16年度に NICTが発足してからは、「超広帯域移動通信無線伝送」、「ソフトウェア無線」、「無線セキュリティプラットフォーム」、「メディアハンドオーバ」、「無線アクセス」の研究開発に取り組んできました。
 「NICT新世代移動通信シンポジウム」は、これらの4年間に渡るプロジェクトの集大成として開催されました。総務省森新世代移動通信システム推進室長、千葉大学阪田教授の特別講演に続き、「新世代モバイル研究開発プロジェクト」に関して安達統括リーダー及び横須賀無線通信研究センターのグループリーダー3名から、委託研究プロジェクトに関して、参加企業を代表してKDDI、三菱電機の研究者から、それぞれ研究成果が報告されました。

シームレスハンドオーバ技術の説明を受ける古屋総務大臣政務官
シームレスハンドオーバ技術の説明を受ける古屋総務大臣政務官
  YRP1番館ロビーにおいては、これらの成果を中心に16のブースで展示・デモンストレーションが行われ、合計3時間半の見学時間は終始、説明に聞き入る見学者で賑っていました。
 「第4世代移動通信システムワークショップ」では、古屋総務大臣政務官や長尾理事長の挨拶を始め、各国の専門家等による基調講演やセッションが行われ、IMT-Advancedに関する政策、国際標準化、技術開発等について幅広い発表が行われました。また、古屋総務大臣政務官は挨拶の後、展示ブースを訪れ熱心に視察をされていました。
 最後に、今回のイベント開催にご尽力いただいた、総務省、YRP研究開発推進協会をはじめとする多くの関係者に対し深く感謝いたします。
Wireless Communications Week at YRP
開催日 : 平成18年3月28日〜30日
会 場 : 横須賀リサーチパーク(YRP)1番館
報 告 : 山田 和晴(やまだ かずはる)
    新世代ワイヤレス研究センター 推進室 室長


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