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平成22年度「NICT科学技術ふれあいday」開催報告

けいはんな研究所 研究所長 中村 哲

多感覚インタラクションシステムを操作する原口一博総務大臣

原口総務大臣が、5月8日(土)に、NICTけいはんな研究所及び国際電気通信基礎技術研究所(ATR)を来訪されました。NICTでは4つの研究の説明を熱心にお聞きになり、デモンストレーションをご覧になりました。

(1)70インチの裸眼立体映像(眼鏡なし超多眼立体映像)表示装置
(2)見る、聞く、触れる、香るの4感覚による多感覚インタラクション技術
(3)多言語音声翻訳
(4)音声対話によるインタフェース技術

多言語音声翻訳機の体験

裸眼立体映像や多感覚インタラクションではあたかも実物があるようだとの感想を持たれ、また多言語翻訳等では、実用化にかなり近づいた技術力の高さを実感されたようです。大臣は、「限られた予算で意欲的に研究している。NICTおよびATRが推進している脳と情報通信の融合は成長戦略の鍵である。さらに、多言語翻訳、ロボットなど、医療や遠隔操作、観光などに応用できる技術があり、これら技術の研究開発に関して国としても積極的に推進していく必要がある。また、それらを実現するための高速のネットワーク"光の道"の促進を進めていく」という感想を述べられ、NICTの研究の重要性について強い印象を持っていただいたようです。また、研究の環境整備についても自由な研究環境が必要だという意見も述べられました。帰りの車で早速Twitterに「NICTけいはんな研究所・ATRを視察しました。世界をリードする日本の最先端研究。自動翻訳をさらに高度化するコーパスベース手法。クラウド・大容量・超高速の光の道が社会そのものを変革します。」と投稿されていました。

大臣来訪にあわせて報道関係7社が来所し、NHKニュース、読売新聞、京都新聞、大阪日日新聞、神戸新聞、日刊工業新聞、電波タイムズ等で報道されました。

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