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理科離れに歯止めをかける、科学の祭典 2010 「青少年のための科学の祭典」東京大会 in 小金井への出展報告

 9月12日(日)に、東京学芸大学小金井キャンパスにおいて、“2010「青少年のための科学の祭典」東京大会 in 小金井”が開催され、NICTも出展しました。

 当日は34℃を超す暑さでしたが、多数の子どもたちや家族連れが来場しました。「青少年のための科学の祭典」(全国大会)は、高校生や中学生における理科離れに歯止めをかけ、科学の魅力を体験できる機会を提供するため、1992年から毎年開催されています。全国各地で様々な大会が開催される中、地域ごとのイベントとして本イベント(東京大会)は、自然科学の面白さを青少年に体験してもらい、豊かな感性と深い知性を持つ青少年を地域の教育力により育成することを目的に実施され、多くの組織・団体やボランティア、小金井市を中心とした多摩地域の様々な方が参加しています。

 NICTからは、「宇宙の天気をみてみよう!~週刊宇宙天気ニュース~」、「多感覚インタラクションを体験しよう!」及び「雲をつくろう!」の3テーマを出展しました。

 「宇宙の天気をみてみよう!~週刊宇宙天気ニュース~」では、聞き慣れない「宇宙天気予報」に興味をもった子どもたちが画面に見入っていました。また、「多感覚インタラクションを体験しよう!」は、視覚・聴覚・触覚などの多感覚情報を統合して伝達する、NICTが開発したシステムで、今回は、高松塚古墳から出土した「海獣葡萄鏡(かいじゅうぶどうきょう)」(重要文化財)の立体映像・感触・音を体験してもらいました。通常は、実際には触ることができない重要文化財に触ったようなバーチャル体験ができ、とても興味をもっていただけたようです。さらに、「雲をつくろう!」では、水(今回は口腔洗浄液)と空気という身近な材料と空気を圧縮できる容器で雲を作ることにより、科学の楽しさ、不思議さを体験していただけたものと思います。

 ご来場いただいた皆さま方、大変積極的にお手伝いしてくれた中学生ボランティアの方々に感謝いたします。

開会式の様子
雲を作っている来場者
多感覚インタラクションを楽しむ来場者
週刊宇宙天気ニュースを見る来場者
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