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インド工科大学ハイデラバード校と包括的研究協力に関する覚書に調印

研究推進部門 国際推進グループ 主任研究員 クラウス ヴェルナー

 NICTとインド工科大学ハイデラバード校(IITH: Indian Institute of Technology Hyderabad)は、2010年9月29日(水)に情報通信分野における包括的な研究協力に関する覚書に調印しました。調印式は、総務省の日印ICT成長戦略委員会第2回会合の前に、平岡秀夫総務副大臣及びインドのJ. S. サルマ電気通信規制庁委員長のご臨席のもとで行われ、宮原秀夫NICT理事長とU. B. デサイIITH学長との間で、和やかな雰囲気の中で署名が交わされました。

 この背景としては、NICTが2010年5月にインドで行った交流調査がきっかけとなり、お互いの協力関係をより進展させるための基盤づくりが双方から求められていたことがあります。

 今回の覚書調印により、情報交換、研究者交流、共同研究の促進、ワークショップの共同開催など、情報通信技術分野における両者間の研究協力がより確実に、かつ加速されることになります。

 IITHは、インド中南部にあるハイデラバード市郊外に位置し、2008年にインド工科大学の8番目の分校として設立されました。同校は、インド国内でも技術系教育レベルが高いことで知られ、特に、電子工学及び情報工学の発展に注力し、センサーネットワーク、コグニティブ無線、マルチメディアコンテンツ処理及びネットワークセキュリティの専門分野において、独自性の高い研究開発を行っています。

調印式の様子(都内 東京會舘)左から平岡総務副大臣、宮原理事長、デサイ学長、サルマ委員長
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