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受賞者紹介

受賞者

成瀬 康(なるせ やすし)
未来ICT研究所 脳情報通信研究室 主任研究員


◎受 賞 日: 2011/6/3
◎受 賞 名: 第26回日本生体磁気学会U35奨励賞
◎受賞内容: 『周期的自発活動における急激な位相変化を単一試行から抽出する新しい手法』(著者: 成瀬康、瀧山健、岡田真人、村田勉)の研究発表が優秀と認められたため
◎団 体 名: 日本生体磁気学会
成瀬 康

◎受賞のコメント:

何かを見たときに起こるアルファ波の位相変調を一回の脳波計測から世界で初めて検出できたことが評価され、今回の受賞となりました。アルファ波から高精度で脳情報を抽出するという一連の研究において、今回の受賞を含めて3つの学会賞をいただけていることは、この一連の研究が高く評価されているからであると思われ、とても嬉しく思っております。今後もより多くの脳情報を通信できる技術の確立を目指していきたいと思います。

受賞者

Mohammad Azizur Rahman(モハマド アジイズル ラハマン)
ワイヤレスネットワーク研究所 スマートワイヤレス研究室 専攻研究員
宋 春毅(Chunyi Song)
ワイヤレスネットワーク研究所 スマートワイヤレス研究室 専攻研究員
原田 博司(はらだ ひろし)
ワイヤレスネットワーク研究所 スマートワイヤレス研究室 室長


◎受 賞 日: 2011/6/3
◎受 賞 名: CrownCom 2011 IEICE SR Paper Award
◎受賞内容: Development of a TV White Space Cognitive Radio Prototype its Spectrum Sensing Performance
◎団 体 名: CrownCom 2011 committee

左からMohammad Azizur Rahman、宋 春毅、原田 博司、授与者の三瓶政一大阪大学教授 左からMohammad Azizur Rahman、宋 春毅、原田 博司、授与者の三瓶政一大阪大学教授

◎受賞のコメント:

私たちの論文が電子情報通信学会CrownCom 2011国際会議にて、IEICE SR Paper Awardを受賞したことを大変光栄に思います。この論文では、TVホワイトスペース周波数帯のプライマリ信号を検知するためのアルゴリズムの開発とその試作モデル製作に関する最近の成果について詳しく述べています。私たちの開発したアルゴリズムに基づいた試作モデルは、-120 dBm/8MHzという優れたレベルでプライマリ信号を検出することができ、また、TV周波数帯データベースへのアクセスを行ってコグニティブな判断をすることができます。このプロジェクトを行うにあたって支援していただいた皆様に感謝するとともに、この成果をシステム・オン・チップ化する研究開発を続けたいと思います。

受賞者

三浦 周(みうら あまね)
経営企画部 企画戦略室 プランニングマネージャー


◎受 賞 日: 2011/6/16
◎受 賞 名: 最多発表賞 功労賞
◎受賞内容: アンテナ・伝播研究専門委員会において最多の発表を行い研究会の活性化への寄与が認められたため
アンテナ・伝播研究専門委員会における論文委員会委員としての活動の学術交流活性化への寄与が認められたため
◎団 体 名: (社)電子情報通信学会 アンテナ・伝播研究専門委員会
三浦 周

◎受賞のコメント:

2010年度の1年間に旧宇宙通信ネットワークグループ(現宇宙通信システム研究室)にて行った「地上/衛星共用携帯電話システム技術の研究開発」に関する一連の発表に対して電子情報通信学会 アンテナ・伝播研究専門委員会から最多発表賞を頂きました。研究の機会を与えてくださったグループの皆様に心より感謝申し上げます。また、同委員会 論文委員会委員としての2年間の活動に対して功労賞を頂きました。共に活動した委員の皆様に感謝致します。

受賞者

前川 聡(まえかわ さとし)
ユニバーサルコミュニケーション研究所 超臨場感映像研究室 主任研究員


共同受賞者: マルコン シャンドル
 元NICT臨場感システムグループ客員研究員
 (現神戸情報大学院大学教授)
フシェ ジャミンミッシェル
 元NICT臨場感システムグループ
 (現神戸デジタルラボ)
◎受 賞 日: 2011/7/14
◎受 賞 名: 優秀論文賞
◎受賞内容: 奥行き情報を利用した空中映像とのインタラクション
◎団 体 名: 3次元画像コンファレンス2010実行委員会
前川 聡

◎受賞のコメント:

鏡映像の実像を結像できる光学素子の応用として、奥行き情報を検出・提示できるインタラクションシステムを提案した論文で賞を頂きました。平面空中映像であっても、焦点距離が存在しないことを利用すると表示位置を奥行き方向に自在に変更できます。また、赤外線タッチパネルを複数枚重ねることで、背側からのインタラクションや指のベクトル検出を可能としました。今後はベンチャーの立ち上げによって、社会還元を目指します。

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