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CRYPTRECシンポジウム2012  開催報告

●会場の様子
 ●会場の様子

2012年3月9日(金)に、秋葉原UDXにおいて、NICT及び情報処理推進機構(IPA)の主催、総務省及び経済産業省の共催により、CRYPTRECシンポジウム2012を開催しました。CRYPTREC(電子政府推奨暗号の安全性の評価・監視、暗号技術の適切な実装法・運用法等の検討を行うプロジェクト)では、2013年度に予定している電子政府推奨暗号リストの改訂に向け、現リスト掲載暗号と、2009年度新規応募暗号の安全性及び実装性能評価、選定基準の検討を3つの委員会を設置して実施しています。

本シンポジウムでは、暗号方式委員会からリスト改訂に向けての安全性評価の実施状況、暗号実装委員会からリスト改訂に向けての実装性能評価の実施状況、暗号運用委員会から次期電子政府推奨暗号リスト選定にあたっての考え方、並びに選定基準の検討状況について説明がありました。この他、招待講演として、北陸先端科学技術大学院大学の篠田陽一教授によるネットワークセキュリティに関する講演、特別講演として、中央大学の今井秀樹教授による情報セキュリティの人材育成に関する講演がありました。関連企業、大学、官庁、公的機関などから約210名が参加し、評価内容、選定基準等について、活発な意見が交わされ、非常に盛況なシンポジウムとなりました。

最後にシンポジウム開催にあたり、ご協力をいただいた多くの皆様に感謝を申し上げます。

なお、当日の講演資料は、CRYPTRECのWebサイトでご覧いただけます。 http://www.cryptrec.go.jp/topics/cryptrec_20120323_symposium2012_presentation.html

●今井秀樹 中央大学教授 特別講演
 ●今井秀樹 中央大学教授 特別講演
●辻井重男 中央大学研究開発機構教授 ご挨拶
 ●辻井重男 中央大学研究開発機構教授 ご挨拶

* CRYPTREC
Cryptography Research and Evaluation Committees の略です。総務省及び経済産業省が共同で運営する暗号技術検討会(座長: 今井秀樹中央大学教授)と、NICT及びIPAが共同で運営する暗号方式委員会(委員長: 今井秀樹中央大学教授)、暗号実装委員会(委員長: 本間尚文東北大学教授)及び、暗号運用委員会(委員長: 松本勉横浜国立大学教授)で構成されます。

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