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受賞者紹介

受賞者

Eloy Gonzales(エロイ ゴンザレス)
ユニバーサルコミュニケーション研究所 情報利活用基盤研究室 研究員
Bun Theang Ong(ブン ティアング オング)
同研究所 情報利活用基盤研究室 研究員
是津 耕司(ぜっつ こうじ)
同研究所 情報利活用基盤研究室 室長


◎受 賞 日: 2012/10/26
◎受 賞 名: Best Paper Award
◎受賞内容: IMMM2012国際会議にて発表した論文が際立ってよいものと認められたため
◎団 体 名: International Academy, Research, and Industry Association

左から、是津 耕司、Eloy Gonzales、Bun Theang Ong
左から、是津 耕司、Eloy Gonzales、Bun Theang Ong

◎受賞のコメント:

本論文では、進化的アルゴリズムを用いて不確実なデータセットからでも最適な相関ルールを抽出できるようにする方式を提案しています。提案方式では、進化的アルゴリズムの自動停止基準を工夫することで不要な処理を減らし、計算結果の信頼性を損なわず計算資源の消費を抑え効率化を達成したことが高く評価されました。本研究成果は様々な分野のデータを横断的に検索する相関検索技術 (Cross-DB Search)にも応用されています。

受賞者

江村 恵太(えむら けいた)
ネットワークセキュリティ研究所 セキュリティアーキテクチャ研究室 研究員


共同受賞者: 花岡 悟一郎(独立行政法人産業技術総合研究所)
松田 隆宏(独立行政法人産業技術総合研究所)
大竹 剛(日本放送協会)
山田 翔太(東京大学)
◎受 賞 日: 2013/1/23
◎受 賞 名: イノベーション論文賞
◎受賞内容: 「新しい研究・技術開発」の奨励を行うイノベーション論文賞受賞論文として認められたため
◎団 体 名: 電子情報通信学会 情報セキュリティ研究専門委員会
江村 恵太

◎受賞のコメント:

情報セキュリティに関する国内最大の会議であるSCISにおいて2012年度に新設されたイノベーション論文賞の第1回受賞論文に選定していただき、非常に嬉しく思います。

本論文では、準同型暗号と理想的な安全性との両立不可能性を解決するために、新たな暗号方式「鍵付き準同型暗号」を提案しました。

受賞者

田崎 創(たざき はじめ)
光ネットワーク研究所 ネットワークアーキテクチャ研究室 主任研究員


共同受賞者: Frédéric Urbani (INRIA, France)
Thierry Turletti (INRIA, France)
◎受 賞 日: 2013/3/5
◎受 賞 名: Best Paper Award
◎受賞内容: 投稿論文「DCE Cradle: Simulate Network Protocols with Real Stacks for Better Realism」が、その論文のクオリティ、独自性、またネットワークシミュレータns-3に対する重要性が認められ、優れた論文であると認められたため
◎団 体 名: Technical Program Committee for the Workshop on ns-3
田崎 創

◎受賞のコメント:

ネットワークシミュレーションは、多種多様なパラメータとともにネットワークプロトコルを検証するのに有用な道具ですが、同時にその実験結果が実際のネットワークの挙動を忠実に再現できるかどうかという課題があります。受賞論文ではこの課題を解決するために、シミュレーション内で現実世界のソフトウェアであるLinuxカーネルと組み合わせて評価できる仕組みの提案と実装について発表しました。本研究を支援して頂いた関係各位に感謝申し上げます。

受賞者

隅田 英一郎(すみた えいいちろう)
ユニバーサルコミュニケーション研究所 多言語翻訳研究室 室長
堀 智織(ほりちおり)
同研究所 音声コミュニケーション研究室 室長
Dixon Paul Richard(ディクソン ポール リチャード)
同研究所 音声コミュニケーション研究室 研究員
Finch Andrew Michael(フィンチ アンドリュー マイケル)
同研究所 多言語翻訳研究室 主任研究員
Paul Michael(パウル ミヒャエル)
同研究所 多言語翻訳研究室 主任研究員


◎受 賞 日: 2013/3/15
◎受 賞 名: 第58回前島密賞
◎受賞内容: 音声翻訳技術の研究開発
◎団 体 名: (財)通信文化協会

左からPaul Michael、堀智織、隅田英一郎、Finch Andrew Michael、Dixon Paul Richard
左からPaul Michael、堀智織、隅田英一郎、
Finch Andrew Michael、Dixon Paul Richard

◎受賞のコメント:

音声翻訳プロトコルをITU-Tで国際標準化して多言語化の基礎を整え、23か国26機関とU-STARを組織し、世界人口の約95%をカバーするシステム「VoiceTra4U-M」で世界実験を開始し、活発に民間へライセンス供与していることが評価され、受賞しました。同賞史上初めて外国籍の受賞者が出たことも大変注目されました。本受賞は多くのNICTの皆様にご協力頂き実現したものと大変感謝しております。

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