「タイ科学技術博2013（National Science and Technology Fair 2013）」が、8月6〜21日まで、バンコク国際展示場（BITEC）において開催されました。科学技術博は2007年からほぼ毎年、タイ国科学技術省（MOST）により開催されており、NICTはこの科学技術博に当初から毎回出展していますが、今回は、数値人体モデル、電子ホログラフィの原理、光で電波を作るなどについてのデモを交えた展示により、先進技術の一端を分かりやすく紹介しました。

今年も、タイ各地から、約110万人（主催者発表）もの人が来場しました。科学技術博見学は、タイの小中学生にとっては重要な年中行事の1つとなっており、連日貸切バスでやって来ます。NICTブースを見学した小中学生の多くは、特に人体モデルやホログラフィの3Dディスプレイに興味を示し、中には3D人体モデルに思わずのけぞる人もいました。また、社会人の見学者の方々は、「光から電波」の展示パネルに興味を示し、特に同技術の実利用に期待を示す方もいるなど、NICTの研究開発の成果の一端を紹介する良い機会になりました。

会場内の様子

会場となった建物と連日大勢の来場者でにぎわう会場

NICT展示ブース

1310号_7p（印刷用、834KB、A4 1ページ）