NICTは、2013年9月18～20日に東京ビッグサイトで開催された、第40回国際福祉機器展にブースを出展し、NICTが助成している障がい者や高齢者向け情報バリアフリー事業の成果について、成果発表会及びデモ展示により紹介しました。

今回は、平成24年度助成事業者の他、過去5年間の助成事業者から、合計14件の障がい者や高齢者向けの各種サービスや機器についての成果発表会及び展示を行いました。また、NICTユニバーサルコミュニケーション研究所からも聴覚障がい者支援アプリ“こえとら”を出展し、来場者に幅広くアピールしました。

開催初日には、総務省 吉田靖政策統括官のほか、関係の方々にご視察いただきました。ブースには、福祉関係者、障がい者の方々をはじめ、メーカー関係者や学生など幅広いフィールドの方が訪れ、展示機器やサービスについて、熱心に質問する姿が至る所で見られました。本機器展への来場者は過去最高の12万人を超え、NICTブースにも1,500人以上の来場者があるなど、成果発表会、デモ展示及び体験コーナーとも盛況のうちに終了いたしました。

NICTブース

なお、来場者に対するアンケートでは、700件以上の回答があり、その9割以上が「役に立った」など本出展が有益であるとの回答でした。また、出展助成事業者へのアンケートでは、「利用者や同業者、研究者から多くの意見をいただき、展示をきっかけに関連団体との新たな繋がりができた」などの回答があり、本出展が助成事業者の活動を広く関係団体などに知っていただく良い機会となったことがわかりました。

今後とも、NICTにおける「情報弱者への支援」の取り組みについて、その成果を発表する機会として本機器展などを活用することにより、社会の情報バリアフリーの一層の促進とNICTの活動成果の発信に努めてまいります。

体験コーナー

1310号_8p（印刷用、884KB、A4 1ページ）