ブックタイトル情報通信研究機構年報

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概要

情報通信研究機構年報

933  ●オープンイノベーション推進本部3.11 戦略的プログラムオフィス■概要地域連携・産学連携推進室では、オープンイノベーションを推進するため、地域におけるステークホルダーや、産業界、大学等の研究機関との連携を進め、社会全体のICT利活用を推進するとともに、NICTの研究開発成果の最大化を目指して活動している。■28年度の成果平成28年度から設置された地域連携・産学連携推進室では、初年度の活動として、地域での活動の体制を構築するとともに、フォーラム等の産学官連携活動においてNICTが積極的に貢献するべく、重点的に活動した。1 .地域連携NICTの活動を広めるため、総務省地方総合通信局等に対し、NICTの研究開発・業務活動を紹介し連携のための連絡体制を構築するとともに、各地方の研究機関、支援機関との意見交換を行うなどし、地域での活動に対する協力体制の強化を行った。特に北陸StarBED技術センターが所在する石川県との間で「情報通信技術の利活用等に向けた石川県及び国立研究開発法人情報通信研究機構との連携・協力に関する協定」を締結し、北陸ICT連携拠点を設置するとともに、石川県と連携し同県内の中小企業のIoT化の取組に協力し、ICT技術の社会実装の取組を実施している。また、Code for Kanazawaと連携し、アイデアソン「地アイデアin金沢」を開催し、北陸地区での活動を広げ、オープンイノベーションの拠点として様々な分野の人材交流と人材育成を開始している。さらに、東北地区と関西地区の研究所等が有する拠点機能を強化するため、東北ICT連携拠点、関西ICT連携拠点を設置することで調整を行った。2 .産学官連携スマートIoT推進フォーラム事務局として、IoT分野における産学官連携の中心的な役割を果たしつつ、異分野データ連携プロジェクトなど複数の分科会での議論をリードして産学官連携活動を積極的に推進するなど、企業や大学等との連携を開拓することを強く意識した活動を実施した。第5 世代モバイル推進フォーラム、次世代安心・安全フォーラム、グローバルコミュニケーション開発推進協議会等、NICTが設立に関与したフォーラムや協議会の最大限の活用に向け検討を行った。また、経営企画部と連携し、オープンイノベーションの観点から民間企業との意見交換を行い、民間における手法の導入の検討を行った。地域連携・産学連携推進室室長(兼務)  島田 淳一 ほか2名3.11.1.2地域をつなぐ、社会をつなぐ、産学官連携活動のサポーターになる写真 石川県との連携