ブックタイトル情報通信研究機構年報

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概要

情報通信研究機構年報

953  ●オープンイノベーション推進本部3.11.2 総合テストベッド研究開発推進センターするとともに、それらの相互の連携運営を進めることとしている(図2 参照)。平成28年度、大規模実基盤テストベッドについては、高精度なモニタリングを実現するための並列アーキテクチャの開発、IoTテストベッド実現に向けたゲートウェイによるユーザ機器接続機能及び計算機資源提供の高度化、超広帯域ネットワークアプリケーションによる実証実験等に取り組んだ(詳細は、3.11.2.2テストベッド研究開発運用室の項を参照のこと)。大規模エミュレーション基盤テストベッドについては、IoT検証基盤としてStarBEDを飛躍させるため、IoTデバイスの模倣基盤の確立、物理量場のシミュレーションとの連携機能の構築、IoT技術が前提とする無線環境の模倣技術、既存シミュレータとICT技術の検証環境のリアルタイム統合について、それぞれ要素技術の研究開発を行った(詳細は、3.11.2.3北陸StarBED技術センターの項を参照のこと)。3 .その他オープンイノベーション創出に向けた取組の事例として、気象衛星ひまわりデータのリアルタイム・フル解像度処理システムを世界で初めて開発し、気象庁・民間気象会社・気象研究機関やメディア(新聞・テレビ)との協力の下で実験的運用を行い、年間で120万以上のアクセスを得た。外部との連携活動として、スマートIoT推進フォーラムの活動を通じ、外部利用者の実証ニーズを把握する体制を構築した。また、海外機関との連携による国際実証実験を新たにスタートさせた(詳細は、3.11.2.1テストベッド連携企画室の項を参照のこと)。図2 テストベッド基盤技術の研究開発クラウド超高速広域NWSDNセンサデバイスIoTシステム、サービスの包括的な実証が可能なテストベッドの実現へ