ブックタイトル情報通信研究機構年報

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概要

情報通信研究機構年報

128■概要イノベーション推進部門は、第4 期中長期目標期間開始の本年度より、旧産学連携部門の3 室に知財活用と標準化推進の機能を加え、新たに5 室体制となった(図1 )。具体的には、オープンイノベーション推進本部内の関係各部署と連携し、研究開発成果の最大化に向け、以下のミッションに取り組んでいる。・ 共同研究、委託研究、受託研究の各スキームにより外部の研究リソースを有効に活用して、効率的・効果的に研究開発を推進し、より一層の産学官連携の強化に貢献する。・ 知的財産の適切な確保と有効活用、産学官連携による効果的な標準化活動により、研究開発成果の社会実装を通じたオープンイノベーションの創出に貢献する。■主な記事イノベーション推進部門を構成する各室においては、以下の運営方針の下、担当業務に取り組んだ。1 .連携研究推進室企業、大学、公的研究機関等との共同研究や、研究者の派遣、受入等の研究者交流を推進し、産学官連携の強化に貢献する。2 .委託研究推進室NICTが自ら行う研究との一層の連携強化を図りつつ、産業界や大学等の研究ポテンシャルの活用による委託研究を推進し、産学官連携の強化に貢献する。3 .受託研究推進室競争的資金や研究助成金等の外部研究資金の獲得を推進するとともに、その適正な執行を確保し、機構の有する研究開発能力の有効活用を図るとともに、自己収入の拡大及び産学官連携の強化に貢献する。4 .知財活用推進室研究者との連携をより深め、発明創出から技術移転まで一気通貫の知財サービスの提供により、適切な知財の保護と活用を推進し、自己収入の拡大及びオープンイノベーションの創出に貢献する。5 .標準化推進室国、産業界及び国内外の標準化機関・団体との密な連携の下、機構の持つ専門的知見や研究開発成果を踏まえた効果的な標準化活動を推進し、オープンイノベーションの創出に貢献する。なお、主な活動の現況は図2 ~ 9 のとおりである。イノベーション推進部門部門長  藤田 和重3.12図1 イノベーション推進部門の組織と業務連携研究推進室 受託研究推進室 知財活用推進室 標準化推進室パーマネント職員:2.5名有期雇用職員: 18名嘱託職員: 1名派遣職員: 5名(合計:26.5名)委託研究推進室◇企業、大学、公的研究機関等との共同研究の推進◇研究者の派遣、受入等の外部との研究者交流の推進◇部門総括、庶務◇外部研究資金の獲得推進◇外部研究資金の適正な執行のための環境整備◇研究終了後の各種手続きの着実な実施◇標準化活動の推進◇標準化に関する動向把握・人材育成◇標準化関連イベントへの参画◇知的財産の適切な管理◇技術移転の効果的な推進◇知財法務の着実な実施◇委託研究の新規課題の推進◇委託研究の継続課題の推進◇委託研究推進のための環境整備