ブックタイトル情報通信研究機構年報

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概要

情報通信研究機構年報

150■概要次世代のより豊かで多様な情報通信サービスを実現するため、独創的な技術のシーズを有し、かつ、資金調達・販路拡大が困難なICTベンチャー企業に対し、ICTベンチャーの事業化に役立つ情報及び交流の機会を提供することにより、ICTベンチャーの有する有望かつ新規性・波及性のある技術やサービスの事業化などを促進して、グローバルに活躍する地域発ICTスタートアップの創出を目指している。1 .イベント等の開催地域ICTベンチャーが、工夫を凝らした新規事業を発表しビジネスマッチングにチャレンジする「起業家万博*1」や、将来のICTベンチャーの担い手となる高専生、大学生等の若手人材の発掘・育成を目的として、「起業家甲子園*2」を開催している。また、地域ICTベンチャーに対する展示会への出展機会の提供や地域の「起業家応援団*3」と連携したイベント等の開催により、地域のICTベンチャーの事業化促進、発掘・育成を支援している。2 .インターネット上での情報提供「情報通信ベンチャー支援センター」HP<https://www.nict.go.jp/venture/>において、NICTの支援施策や西海岸発ベンチャービジネス情報の紹介など、ICTベンチャーに対して有益でタイムリーな情報を収集・提供している(図1 )。■平成28年度の成果1 .イベント等の開催(1)起業家甲子園平成29年3 月7 日に、コクヨホール(港区)において開催した。当日は、全国の大学や高専のイベント等から選抜した学生チーム8 チームによるプレゼンテーションが行われ、総務大臣賞に弓削商船高等専門学校「Knee’s Needs-英姿颯走-」、審査委員特別賞に崇城大学「球磨焼酎粕を利用した光合成細菌の培養キットの開発・販売事業」と明石工業高等専門学校「aktiva-世界初ダンス用ARスマートミラー-」が選ばれた。また、各出場チームには、協賛企業から特別賞としてインターン権の授与等があった(図2 、3 )。(2)起業家万博平成29年3 月8 日に、コクヨホール(港区)において開催した。地域の起業家応援団から推薦を受けたICTベンチャー企業及びNICT発ベンチャー企業の8 社によるプアントレプレナー支援室室長(兼務)  原田 秀雄 ほか3名3.14.2地域発ICTスタートアップの創出図1 情報通信ベンチャー支援センター図2 プレゼンテーションの様子(起業家甲子園) 図3 発表者との記念撮影(起業家甲子園) 図4 プレゼンテーションの様子(起業家万博)* 1   「起業家万博」は、情報通信研究機構の登録商標です。* 2   「起業家甲子園」は、情報通信研究機構の登録商標です。* 3   全国各地での連携イベントを企画・運営するほか、地域のベンチャーコミュニティの核として同地域におけるベンチャー・エコシステム作りに向けた諸取組を実施している個人、団体等