ブックタイトル情報通信研究機構年報

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概要

情報通信研究機構年報

284イッチング用サブシステムの研究開発に取り組む。・ 小型・高精度な送受信技術として、送受信機間の低クロストーク化等に関する研究開発に着手する。・ 世界に先駆けた空間スーパーモード伝送基盤技術として、必要となるハードウェアシステム技術の設計及び基礎評価に着手する。・ 産学連携官による研究推進として、超大容量伝送に必要となる革新的光ファイバの実用化に向けた研究開発及び大容量ルーティングノード実現に向けた空間多重フォトニックノード基盤技術の研究開発を行う。イ 光統合ネットワーク技術・ 1 Tbps(テラビット/秒)級多信号処理を可能とする光送受信及び光スイッチングシステム技術として、400Gbpsまでの光信号及び光スイッチング技術開発に着手し、基礎検討を行う。・ 時間軸・波長軸に対するダイナミックな制御を瞬時に行う技術として、必要となるハードウェアサブシステム基盤技術の研究開発に着手する。・ 産学官連携による研究推進として、柔軟な制御の実用化に向けた大規模フラットネットワーク基盤技術の研究開発及び共通ハードウェアの再構成や共用化に向けた光トランスポートネットワークにおける用途・性能に適応した通信処理合成技術の研究開発を行う。ウ 災害に強い光ネットワーク技術・ 動的な波長資源制御を実現する弾力的光スイッチング基盤技術として、コヒーレント信号・バースト信号形式に適応した伝送サブシステムと制御方式の研究に取り組む。・ 光ネットワークの応急復旧に係る技術として、応急復旧を加速・強靱化する分散化・仮想化システムの設計、堅牢性を有するアドレシング機能の設計及び論理ネットワーク自己修復の実証研究を行う。? 光アクセス基盤技術ア 光アクセス・光コア融合ネットワーク技術・ 超高速・極低消費電力の光アクセスネットワークに係る基礎技術として、アクセス用光増幅サブシステムの研究開発を実施するとともに、多分岐化技術の原理実証に着手する。・ 超高速移動通信ネットワーク構成技術として、ギガビット級ネットワークにおけるネットワーク遅延最適化に関する要件を整理する。・ 高速移動体に向けた光・無線両用アクセス技術として、光ファイバ無線のための変復調基盤技術の研究及び大容量化に向けた多重化軸(空間等)の検討を実施する。・ 産学官連携による研究推進として、光アクセス・光コアの融合・統合に向けたエラスティック光アグリゲーションネットワークの研究開発及びエラスティック光通信ネットワーク構成技術の研究開発を行うとともに、光・無線両用アクセス技術の実現に向けた高い環境耐性を有するキャリアコンバータ技術の研究開発を行う。イ アクセス系に係る光基盤技術・ 高密度かつ高精度な送受信・交換を実装するICTハードウェア基盤技術「パラレルフォトニクス」として、高密度集積化にともなう光・高周波クロストークの計測・制御技術、コヒーレント光伝送に向けた超小型波長可変光源技術及び光ファイバ無線のためのミリ波帯シンセサイザ技術と小型・高精度二波長発生ハードウェア技術に関する研究開発を行う。・「 100Gアクセス」に係る基盤技術として、光と高周波(100GHz超級)間の信号相互変換技術、高速波形転送技術「SoF(Sensor on Fiber)」の原理検証等による光・高周波融合に関する基盤技術の研究を実施するとともに、リニアセルシステムやミリ波バックホールを対象とした利用検証を行う。・ 産学官連携による研究推進として、エンドユーザーに対する通信の大容量化に向けて、Tバンド・Oバンドによる大波長空間利用技術、光周波数・位相制御光中継伝送技術及び光信号の低コスト受信・モニタリングのための小型光位相同期回路の研究開発を行う。? 衛星通信技術ア グローバル光衛星通信ネットワーク基盤技術・ 10Gbps級の地上-静止衛星間光データ伝送を可能とする衛星搭載機器の研究開発として、衛星搭載用モデル開発に着手するとともに、超高速光衛星通信用デバイスの開発を推進する。・ 地上-衛星間光データ伝送における通信品質向上に向けた研究開発として、光地上局ネットワーク等を用いたサイ