ブックタイトル情報通信研究機構年報

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概要

情報通信研究機構年報

90■概要オープンイノベーション推進本部では、NICTの研究開発成果を核にした産学官連携、地域連携、国際連携を進めるとともに、情報通信産業の振興、技術実証や社会実証を可能とするテストベッドの充実、実践的なサイバー防御演習の開発・実施などに取り組む。このような活動を通じて、社会や世界と協調したイノベーション創出のハブとなり、新たな価値の創造を目指す。■主な記事オープンイノベーション推進本部は、研究開発成果の最大化に向けて、NICTがICT分野における産学官の中核となってオープンイノベーションの理念を実現するため、新たな研究開発の企画戦略の立案と推進を一体的に実施する組織として発足した(図1 )。研究開発成果の普及や社会実装を常に目指しながら、NICTの直接的な成果を展開することに加えて、我が国のICT産業の競争力確保も念頭に置いた戦略的かつ総合的な取組を推進することが任務である。そのため、限られた研究リソースを有効に活用しつつ戦略的な研究開発を促進することを念頭に、まずNICTがこれまでに培ってきた研究成果や様々な資産をより有効かつ戦略的に活用することから活動を開始した。また、産学官連携、地域連携、国際連携といった外部との連携を、課題のデザイン段階から戦略的に形成して実践していくことにも着手した。今後、こういった活動の深化により、研究開発から社会実装までを一体的にとらえて推進する取組が次々と具現化するものと期待される。オープンイノベーション推進本部推進本部長(兼務)  門脇 直人3.10図1 オープンイノベーション推進本部のロゴマーク図2 NICTが中核となって実現するオープンイノベーションの理念