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応用領域研究室[リアルタイム社会知解析プロジェクト]

インターネットを用いたリアルタイム社会知解析システムの構築

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■概要

東日本大震災では、国民が災害時に迅速かつ正確に状況を把握することは大変難しいという教訓を得ました。また、現地に入った支援団体等からのヒアリングによると、救援活動、復興支援においても情報共有が柔軟に進められず、多くの問題が生じていました。応用領域研究室のリアルタイム社会知解析プロジェクトでは、災害時に発生する膨大は災害関連情報をリアルタイムに収集し、これまでに培ってきた情報分析技術によって、より適切な情報を提供して、状況把握・判断をリアルタイムに支援するリアルタイム社会知解析システムの研究開発を行っています。

■技術課題と到達目標
H28年熊本地震時動作例「熊本県で何が不足していますか」
H28年熊本地震時動作例
「熊本県で何が不足していますか」

NICTの耐災害ICT研究センターおよびユニバーサルコミュニケーション研究所は、平成27年4月よりhttp://disaana.jpにて現在流れているツイートを対象とした対災害SNS情報分析システムDISAANA(DISAster-information ANAlyzer; ディサーナ)を一般公開しています。DISAANAはツイートを対象として「~で何が不足していますか」、「~のどこで生き埋めになっていますか」などの平易な質問を入力すると、その回答候補をツイートから抽出し、地図等を用いて被害状況を概観できるように出力します。また、矛盾する内容を自動的に検出する機能によってデマや風評を抑制できる機能も備えています。パソコンおよびスマートフォンのブラウザからアクセスすることでどなたにでもご利用頂けるものです。一般公開を通して皆様から頂いたご意見等に基づいてさらなる性能改善、新機能の導入を通して、ソーシャルメディアの上で交わされるやりとりを可視化し、それらを踏まえて、適切な意思決定・対応を可能とするリアルタイム社会知解析システムの実現を目指します。

 

DISAANA概念図
■対災害SNS情報分析システムDISAANAの特徴

  • 被災状況に関する平易な質問に対してリアルタイムに答えを返します。
  • エリアを指定するとそこで挙がっている被災報告を自動的に抽出します。
  • 各回答と矛盾する情報も検索し、それらが見つかった場合は、情報の信憑性、デマの可能性を判断する材料として両方とも提示します。
  • 被災報告に対応する対応策、対策も自動的に抽出し、被災報告と結びつけてあわせて提示します。
  • 地名を適切に処理します。例えば、下益城城南中が熊本県:熊本市:南区:城南町宮地にあることを認識し、ツイートに「熊本」と書かれていなくても「熊本県で…」といった質問で探すことができます。
  • 処理した地名に基づき、回答や回答に関連する地点を地図表示する事が出来ます。
  • パソコン、タブレット端末、スマートフォン上のブラウザからアクセスするだけで使えます。特別なアプリは必要ありません。
  • どなたでもhttp://disaana.jpにアクセスするだけで無償でご利用いただけます。