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テラヘルツリモートセンシングとは

テラヘルツ波リモートセンシング チーム

電磁波を用い、遠くは宇宙の果てまでの遠隔の情報が得られるリモートセンシング。現在は「光・赤外」もしくは「電波」が測定の主流を担っています。電波と光の境界領域である「未開拓周波数」テラヘルツ電磁波を用いた「テラヘルツ波リモートセンシング」は、伸び行く新領域であり、高解像度な透過センシングなど新たな可能性を次々と見せています。
テラヘルツ波リモートセンシングチームでは、高周波テラヘルツ波の特徴である「水・酸素観測に対する優位性」、部品の「小型化・軽量化」を生かし、さらに、技術進化から近年ようやく可能になった民生品の利用による「廉価」な「超小型テラヘルツ波探査機」の開発を行なっています。
欧州宇宙機構ESAの木星圏探査ミッションJUICE(JUpiter ICy moons Explorer) 搭載のサブミリ波分光計(SWI)を用いたガニメデ氷衛星のハビタビリティ探査、NewSpace(地球近傍宇宙)産業のエネルギー源となる火星水資源探査など、日本の科学と産業に新たな道を拓きます。