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地球磁気圏で最も大規模な変動現象-磁気嵐

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磁気嵐は、太陽からやってくるプラズマの風、太陽風が強い南向きの磁場を伴っている時に、地球磁気圏に生じる大規模な変動現象です。磁気嵐が起こると、中低緯度の地磁気の南北成分が半日から数日間にわたって減少します。この地磁気の変動は、磁気圏内の対流運動が活発になり、磁気赤道上空の内部磁気圏領域を西向きに流れる電流が増大することにより生じます。磁気嵐の原因となる太陽面現象は、大きく分けると2種類あります。1つは、太陽からの大規模なコロナガス噴出現象、CME現象です。CME現象によって、強い南向き磁場を伴うコロナガスが地球に到来すると、磁気嵐が発生します。もう1つは、太陽コロナ中の温度が低い領域、コロナホールです。コロナホールは、軟X線や極端紫外線を使って、太陽コロナを観測した時に暗く見える領域です。コロナホールからは、通常よりも速い速度の太陽風が噴き出しており、これに南向きの磁場が伴うと磁気嵐が発生します。磁気嵐に伴って、電離圏や放射線帯も大きく変動し、通信障害や人工衛星の故障などが生じることがあるため、宇宙天気予報センターでは、太陽や太陽風を観測し、磁気嵐の予報を行っています。