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高時間・高空間分解能で電離圏を監視する-GPS全電子数観測

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現在、多くの自動車や携帯電話で使われているナビゲーションシステム、これにはグローバルポジショニングシステム(GPS)と呼ばれる、人工衛星を利用して自分の位置を測る技術が使われています。GPSは高度2万キロを周回する約30機の衛星から構成され、地球上のどの場所でも複数のGPS衛星が見えるように配置されています。GPS衛星はL1、L2帯と呼ばれる2周波の信号で、測位に必要な情報を送信しています。一般的に、電波は電離圏を通過する際、その周波数と電離圏の濃さに応じて、進む速さが変わる性質があります。この性質を利用し、GPSの2周波の信号から電離圏の単位面積あたりの電子数“全電子数”を観測します。"日本は、約1,200点からなるGPS受信機網“GEONET”が国土地理院によって運用されています。"このような、多地点のGPS受信機網データを利用することで、電離圏全電子数を、高時間・高空間分解能で観測する事が出来ます。