本文へ
文字サイズ:小文字サイズ:標準文字サイズ:大
  • English Top

VHF放送の混信障害を起こす-スポラディックE層

  • 印刷

高さが100km付近の電離圏E領域では、急に電子密度の高い層が出来る事があります。この層をスポラディックE層と呼びます。スポラディックというのは、突発的・散発的なという意味です。日本付近では、夏の昼や夕方に多く発生します。スポラディックE層が非常に発達すると、通常は電離圏で反射されないVHFテレビ放送やFMラジオ放送などVHF帯の電波が反射されて異常伝播し、遠くの放送局が混信することがあります。スポラディックE層が発達した時のイオノグラムを見ると、E層の臨界周波数が通常に比べて大きく上昇していることが分かります。スポラディックE層の発生には、風の速度に急激な差がある状態“ウインド・シア”が重要な働きをしていることが分かっていますが、その発生について完全に解明されておらず、現在も研究が進められています。