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地球を取り巻くドーナツ状の放射線帯-ヴァン・アレン帯

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電子や陽子などの電気を帯びた粒子は、磁力線に沿って螺旋状に運動する性質があります。地球近くの宇宙空間には、地球を取り巻く磁力線に沿ってエネルギーの高い電子や陽子などの放射線がドーナツ状にとらえられている領域があり“放射線帯”と呼ばれています。この放射線帯は1958年、アメリカが打ち上げた人工衛星エクスプローラー1号によって発見され、発見者の名前にちなんで“ヴァン・アレン”帯と呼ばれることもあります。放射線帯には内帯と外帯の2つの領域があります。内帯には主に高エネルギーの陽子がたまり、外帯には高エネルギーの電子がたまっています。静止衛星は放射線外帯の外側境界付近を飛んでいます。放射線帯の粒子の量は、宇宙環境の乱れによって大きく変化し、人工衛星の障害の原因となることがあるため、宇宙天気予報でも常に注意を払っています。