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超短パルスファイバーレーザによる高出力周波数コム

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概要

モード同期レーザー(超短パルス)のスペクトルは、光周波数モードが櫛状(comb)に立っている(等間隔に並んでいる)ことから、光コムと呼ばれています。 このコムは、周波数の精密な物差しとして利用できることから、時間を定義する基準として採用されています。
 現在のところ、光コム(モード)1本あたりの強度が弱いため、光コムの応用範囲は限られています。 高出力の光コム光源が得ることで、光コムの応用分野を更に広げられると期待できます。 そのため我々は超短パルスファイバーレーザーを開発し、高出力周波数コムを得られるよう研究しています。

高出力周波数コム発生の概要図:モード同期ファイバーレーザー(a)から周波数安定度の高いパルスを発振させ、増幅器(b)で強度を増幅する。
これにより高出力周波数コム(c)が得られる。