新世代ネットワークにおいて、高品質を維持しながら低消費エネルギーを目指す映像配信システムのデモを行う。
展示概要
技術・展示の内容
当機構では、新世代ネットワーク上で稼働するシステムの低エネルギー化を目的とした技術開発を行っています。今回は、大容量のコンテンツの品質を維持しつつ、低消費エネルギーでコンテンツを配信するシステムを展示します。
全体概要図を図1に示します。要素技術は、2つです。
一つはネットワークの状態推定を用いた、ネットワークコスト及び稼働サーバ数の最小化技術です。この技術では、ユーザがコンテンツサーバにアクセ スする際に、状態推定によりアクセスするサーバを制御し、稼働サーバ台数を最小化します。
一つはネットワークの状態推定を用いた、ネットワークコスト及び稼働サーバ数の最小化技術です。この技術では、ユーザがコンテンツサーバにアクセ スする際に、状態推定によりアクセスするサーバを制御し、稼働サーバ台数を最小化します。
もう一つの技術はセッションマイグレーション技術です。セッショ ンマイグレーションにより、ユーザがコンテンツ受信中でも通信断を起こすことなく、セッションを動的に切り替え、稼働サーバ数を最小化します。
これらの技 術を組み合わせることにより、NW コストの最適化も加味しつつ、主に低負荷時の低消費電力化を目指しながらも、高負荷時においても安定したサービス提供を継続します。

図1 低消費エネルギー指向コンテンツ配信システム全体概要図