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第60回 前島密賞を受賞

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2015年3月23日

独立行政法人 情報通信研究機構

富田二三彦理事

2015年3月20日、NICT富田二三彦 理事が、「宇宙天気予報の研究開発」の功績が認められ、前島密賞を受賞しました。

前島密賞は、逓信事業の創始者「前島密」の功績を記念し、その精神を伝承発展せしめるため、昭和30年(1955年)に設けられ、情報通信及び放送の進歩発展に著しい功績のあった方々に贈呈される賞です。

富田理事は、磁気嵐、電離圏じょう乱等の宇宙環境が無線通信、航空業界、宇宙利用等に与える影響が増大することを早くから見越し、その予測に関する研究開発に世界に先駆けて着手しました。特に「宇宙天気予報」という、一般になじみやすい言葉を生み出すことによって電離圏、宇宙環境じょう乱予報の必要性を世の中に広くに訴えたほか、宇宙放射線予報など、世界で初めての予測結果の数値的指標の開発等に先導的に取り組みました。

「宇宙天気予報」は、我が国が諸外国の機関に対して10年以上先行して着手する極めて先進的な取り組みとなり、各国と連携しつつ、今日もなお世界的なリードを保っています。