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無人飛行機や衛星通信等を活用した映像伝送・非常通信訓練等を実施

- 岩手県総合防災訓練における災害に強いICT研究成果等の活用 -

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2015年7月7日

総務省 東北総合通信局
国立研究開発法人 情報通信研究機構

総務省東北総合通信局(局長:竹内 芳明)と国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)耐災害ICT研究センター(センター長:根元 義章)は、7月12日(日)に開催される「平成27年度岩手県総合防災訓練」に参加し、東日本大震災を教訓に研究開発を進めてきた無人飛行機による災害時無線中継伝送システムや超高速インターネット衛星「きずな」、移動電源車等を活用した映像伝送・非常通信訓練と臨時災害放送局の開局訓練を実施します。

1.日時

平成27年7月12日(日)7:00~12:30

2.主な訓練場所

岩手県庁、奥州市(本庁及び江刺総合支所)、金ヶ崎町、北上川氾濫想定地区(奥州金ヶ崎地域)

3.訓練概要

(1)被害状況(北上川氾濫想定地区)の映像伝送訓練(※)
[訓練内容]
北上川の氾濫状況(想定)を無人飛行機に搭載したカメラで空撮し、超高速インターネット衛星「きずな」を介し、岩手県災害対策本部、奥州市災害対策本部、奥州市江刺総合支所、金ヶ崎町災害対策本部に対して北上川の映像をリアルタイムに伝送します。

[実施場所]
飛行区域:奥州金ヶ崎地域の北上川上空(下記制御場所を中心とした南北約5km以内の北上川上空。対地高度約250m。)
制御場所:北上川と胆沢川の合流地点
(奥州市水沢区佐倉河字古川:39.188716°,141.140115°)
映像配信先:岩手県災害対策本部(岩手県庁)、奥州市災害対策本部(奥州市役所)、奥州市江刺総合支所、金ヶ崎町災害対策本部(金ヶ崎町役場)

※「平成27年度岩手県総合防災訓練」が実施された場合でも、天候等の条件により飛行を中止する場合があります。

(2)衛星携帯電話を活用した非常通信訓練
[訓練内容]
非常通信ルートを活用し、奥州市及び金ヶ崎町から岩手県災害対策本部へ把握した災害情報やニーズを報告する通信訓練を行います。

[実施場所]
岩手県災害対策本部(岩手県庁)、奥州市災害対策本部(奥州市役所)、金ヶ崎町災害対策本部(金ヶ崎町役場)

(3)臨時災害放送局の開局訓練
[訓練内容]
奥州市災害対策本部から東北総合通信局に対して、臨時災害放送局の電話による開局申請(臨機の措置)を模擬訓練します。

(4)その他(災害に強い情報通信技術の研究成果等の展示)
[展示内容]
車載衛星地球局、無人飛行機による災害時無線中継伝送システム(予備の実機展示)、映像配信訓練の模様(無人飛行機からの北上川上空の映像)、移動電源車、パネル等を展示します。

[展示場所]
奥州市江刺総合支所

連絡先

総務省 東北総合通信局
総務部 総務課

(山田課長)
Tel:022-221-0602

国立研究開発法人 情報通信研究機構
耐災害ICT研究センター 企画室

(西野副室長)
Tel:022-713-7511
E-mail: