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NICTと特許庁の特許文献の機械翻訳に関する協力の継続について

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2016年4月1日

国立研究開発法人 情報通信研究機構

1.背景

NICTと特許庁は、平成27年度末まで特許文献の機械翻訳の精度向上及び活用促進の協力を進めることに合意し*1、これまでに継続的に協議を重ねつつ、対訳コーパスや翻訳エンジンの作成、機械翻訳分野の研究者等との連携、機械翻訳を用いた検索環境の検証などを実施してきました。

2.今後の取組

今後もASEAN 言語等の外国語特許文献の機械翻訳についての調査・検討や、コーパス作成等を継続していく必要があり、今般、協力の範囲を以下の3点に拡大した上で、特許庁との協力関係を継続することとしました。

①主要欧州言語、ASEAN言語等を含む外国特許文献の機械翻訳及び精度向上
②外国特許文献の機械翻訳文の日本語検索環境の検証
③特許文献をもとに作成した対訳コーパスの作成、高品質化及び対外提供等

これらの協力を継続することにより、特許文献由来の高品質な対訳コーパスの普及などによる民間の特許文献機械翻訳サービスの高品質化や、特許庁での機械翻訳活用による特許審査の効率化、高品質化などが期待されます。

*1:関連プレスリリース

   

本件に関する問い合わせ先

NICT先進的音声翻訳研究開発推進センター

隅田 英一郎
Tel:0774-98-6350