
銚子っぱずれ?
犬吠電波観測所
手島輝夫
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左より鶴野、山下、手島、寺島 |
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「ほととぎす銚子は国のとっぱずれ」と江戸の豪商・古帳庵の詠んだ句のごとく、ここ銚子は関東の最東端に位置しています。 犬吠電波観測所は、本州で一番早い初日の出の見られる場所として有名な犬吠埼の灯台を見下ろす愛宕山の上に建っています。観測所の屋上に上れば周囲300゜近く水平線が見渡せ地球の丸さを実感することができます。(隣りの「地球の丸く見える丘展望館」は300円が必要ですが、観測所ならタダです。)
観測所のメンバーは所長の手島および良く似た名前の寺島の2名の職員と非常勤職員の山下、清掃派遣員の鶴野の合計4名です。 観測所の主な仕事は、外国からの超長波(VLF)電波の位相と振幅の連続観測と地震に伴って発生する電磁波の連続観測を行っております。
「銚子みなとまつり」
7月中旬から8月いっぱいは銚子の街のいたる所でお祭りが開催され、銚子市の広報にもお祭りのスケジュールが掲載されるほどです。とりわけ、8月の第1金、土、日の3日間は「銚子みなとまつり」で街は祭り一色になり、3日間で延べ20万人を超える人出で賑わいます。
第1日目は銚子駅前から利根川までの大通りを通行止めにして行われる「やっぺ踊り大会」です。これは「一つとせ〜 一番づつに積み立てて 川口押し込む大矢声 この大漁船〜」と千葉県の民謡の中でも最も有名な「銚子大漁節」に代表される「銚子ばやし」の生演奏に合わせて徳島の阿波踊りのように連をくんで踊り歩くものです。昨年の大会では踊り手が38連2,400人、笛・太鼓の鳴り物連が200人とそれは賑やかなものでした。また、踊りの中休みに行われる「はね太鼓」(写真)はみものです。二人一組で太鼓をかつぎ、とんだり跳ねたり、ときには一人が寝ころび上になったり下になったりしながら太鼓を打つという勇壮なものです。
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はね太鼓 |
第2日目は利根川の川面で打ち上げる「花火大会」です。最大の20号玉(隅田川の花火大会のは4号玉)をはじめ約2,500発の打ち上げ花火および仕掛け花火のナイヤガラが夏の夜空を彩ります。
第3日目は「みこしパレード」です。子供みこしにまで「銚子ばやし」を奏でる笛・太鼓のおはやし連が必ずつき、市内の目抜き通りを大小18基のみこしが「ヨーイ、ヨイヤセ」と掛け声も勇ましく練り歩きます。「銚子みなとまつり」が終わると、各町内で行われる盆踊り大会が8月下旬まで続き、山の上の観測所には毎夜のように「銚子ばやし」が聞こえてきます。
観測所は観光地にあり、周囲には観光名所も沢山あります。皆さんぜひお出で下さい。
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