を有している。ビーム方向は鉛直及び東西南北(天頂角14°)の5方向に切替え可能である。ルネベルグレンズの概要は[7]に示されている。RIMに必要となる送信毎の送信周波数切替え機能を付加するため、LQ-13の安定化局部発振器(Stable Local Oscillator:STALO)を改修した。STALOの改修により、LQ-13では最大5波の送信周波数が使用できる。デジタル受信機次世代WPRに求められる観測分解能と測定データ品質を実現するためには、送信パルス幅に相当するサンプリング間隔よりも小さい時間間隔で受信信号のサンプリングを行うオーバーサンプリング(Oversam-pling:OS)と多チャンネル受信が必要である。しかし、LQ-13に元来備えられた信号処理装置にはOSと多チャンネル受信の機能がない。そのため、SDR技術を用いたコンフィギュラブルなデジタル受信機を開発することで、これらの機能をLQ-13に実装する。次世代WPRにおける新技術WPRの観測分解能を向上させるレーダーイメージ3図1次世代WPRの開発プラットフォームとして使用されている既設WPR(LQ-13)の外観。黄色いFRPパイプに取付けられた5本のコリニアアンテナはクラッタ抑圧用サブアレイである。図2 RIMの概要説明図292-5 次世代ウィンドプロファイラの研究開発
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